HOME摂食障害から回復するためのガイドライン>家庭で食事をする際のガイドライン

※この記事はジェニーン・ロス著「食べ過ぎることの意味―過食症からの解放 」より
「第六章 家庭での食事」を参照しています。※

親として、また子供として家族とともに食事をともにする際の
ぜひ注意して欲しい点について述べます。

○親としてどうしたらよいのか。

多くの人は子供時代食べ物に関して家族からなにか辛いメッセージを受け取っています
自分や自分自身について不安を、影響を受けやすい子供たちの心から引き離すように
ベストを尽くすのは必要なことです。

まずわが子を辛さから守ることは親にはできないということを心に留めてください
・守っているつもりでも、充分慎重になる必要があります。
それは親である自分自身を守りたいという思い、
過去の自分自身の、よく似たつらさをよみがえらせたくないという思いであることが多いからです。

食べ物に対する責任を子ども自身に任せましょう
・子供に週に2,3回の特別料理を選択する権利を与えます、
食べ物について考えたり行動したりするには、自分自身の判断や感情が大変重要である
という意識をゆっくりと子供たちに教えていくことができるでしょう。
・栄養について話したり一緒に本を読んだりし、それに基づいて食事プランを立ててみましょう。
自分自身をいたわる喜びを持てるように教えるのです
・週に一度自由な夜を設けてみましょう。
好きなときに好きなものを夕食に食べてもいいというようにするのです。
ケーキでもポップコーンでも何でもオーケー。
それについて批判的なことは一切言ってはいけません。

夕食時間を明らかな感情的な議論の場としてはいけません
・食べるために席についたのなら食べるようにしましょう。
・団欒のためには散歩や映画に行くなど食事以外の方法で時間を共有する方法は他にもあります。

○帰省の際(両親の子としてかつて過ごしていた環境の中に戻っていく時)

著者ジェニーン自身が大人になってからも、帰省は常に過食の舞台でありつづけた
という経験について語られています。
自分自身の動揺を観察し、自分が母親のつらさに吸収されていきつつあることに気がつき、
そうして友人に電話をして、自分が母親に依存していたあの頃の子供ではないということを
思い出させてもらってやっと過食がとまったといいます。

帰省中に自分がもう親に依存するこどもではないということを思い出すためのガイドラインは
次のようになります。

帰省前にあらかじめ心構えをしておきます
・両親の子供であるとともに、一人の人間でもあることを思い起こさせてくるようなものを何か持っていくのはどうでしょう

実家に到着したら日記をつけ始めましょう

自分のしたいことをするために、一日に一回は両親から離れるようにしましょう

実家から友人に電話をかけて現在の自分の現実と接触を図りましょう

自分の食べ物について好みをはっきりさせ、空腹の時に食べたいものを食べるようにしてください

自分が口にしたもののリストを作りましょう
・もう一度からだの欲求に応えて食べるようにし、一体何が不安なのかよく見つめなおしてください。
「私は帰省するのが不安です、なぜなら・・・」というリストも作ってみてはどうでしょう。

ここでしか食べられないものを食べる最後のチャンス、という焦燥感に注意してください
・いつともわからない将来、充分に食べられなくなってしまうのではないかという欠乏感と恐怖感は、
現在の満足感とは無関係のものです。
・どこに居ようとも美味しい食べ物があるのだということを思い出し、
空腹なのかどうかを自分に尋ねてみましょう。


○友人や家族に体重が増えてしまった自分の姿を見られたくないという時

次のことを考えてみてください。
・殆どの人はあなたがどのように見えるかということを本当に気にしていません。
自分がどのように見えるかという心配に忙しいものです。
・誰かがあなたを否定的にとらえたとしても、それはその人自身に自己評価、価値観の裏返しであり、
あなたには殆ど関係がありません。
批評の言葉は言われた人を表しているのではなく、言った人のことを表しているものです。

現在の自分のサイズにぴったりするお気に入りの服を着て出かけましょう。持っていないのであれば、手に入れてください

自分がもっと痩せていたらどのように振舞うかをイメージして、その通り振舞ってください。

出かける前に自分を豊かにする時間を持ってみましょう
・体重があなたの全てではありません。

家族の中に足を踏み入れたら話しかけたい相手を見つけてください
・自分がどれほど太っているか、惨めかという話題はしてはいけません。
・あなたに必要なのは自分がどのように見えるかという表面的なレベルを超えて、人と人との間に起こる現実なのです。

空腹ならば食べてください
・ただし、あなたの好きなものを、です。


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