HOME摂食障害から回復するためのガイドライン>批判に対処するためのガイドライン

※この記事はジェニーン・ロス著「食べ過ぎることの意味―過食症からの解放 」より
「第十一章 ジャッジメント(宣告・批判)とアウェアネス(自覚)」を参照しています。※

○ジャッジメント(自己批判、否定的判断、宣告)

ジャッジメントは物音ひとつ立てずに頭の中をハイピッチで吹き抜けていく嵐です。
これに耳を傾けるのは辛いことです。
そして一刻も早く自分の頭の中の金切り声をとめようと何でもしてしまいます。
食べることはそれを止めてくれるのです。
食べてしまったこと自体で自己批判をし始めるまでは
他の否定的判断からあなたを解放してくれます。
強迫的に食べることはあなたを攻撃するジャッジメントへの反撃です

自己批判は感情、印象、思い込みを引き起こします。
自分自身に「ちょっと太ったんじゃないの」とでも言おうものなら
太っているということから連想される感情の猛反撃を招くことになります。
「あなたは太っているわ。醜いし、価値なんてないのよ」
そう叫んでいる声です。
それはあまりにもつらく、これを打ち負かして仕返しをしてやりたいと思います。
批判が存在する限り過食は続いていくでしょう。

○アウェアネス(自覚)
自分が強迫行為にとらわれていることに気づくと、強迫行為は止まります。
強迫行動というのは自動的で思考欠如の行動を意味します。
自分の感覚を麻痺させてしまいたい、自分を打ちのめしてしまいたいと思うとき
また自分自身から離れたいと思うとき、強迫行動に走るのです。

ここにこそ強迫行為の価値、不快を取り除くという意味があり、
そしてこれは強迫行動の悲惨さでもあります。
不快さを取り除くためには、自分の人生の大半をそれに費やし続けなければならないからです。

自分の人生を手放してしまいたいのか、
それとも自分の人生に自ら進んでかかわっていきたいのかの決断、
それこそが私たちに必要なことです。

自覚とは、自分自身と関係を結び、
生きている限りその関係を保ち続けていくプロセスです。

食べ続けていても、
そうすることで自分の望みどおりの満足を得られているかと
自分に尋ねてみることができれば、それはもう強迫行動ではありません。
自覚的であれば思考欠如ではありえません。
光を当てれば闇ではなくなるのです。


一日に何回批判をしているか、数えてみてください
・目を開けた瞬間からです。
人々やあなた自身の歩き方、服装、表情、についてどれほど多くのジャッジメントを下しているかに注意してみてください。
・あなたはあらゆることに対してなんらかの意見を抱いているでしょう。
しかしこれはあくまで意見であって、確かな真実ではないのです。
それらの意見が浮かんでは消えていくことを自覚してください

何かを批判するたびに「空は青い」という文句をつけてみてください
・「私の太ももはなんて太いのかしら、でも空は青いんだわ。彼女はビキニなんて着るべきじゃないのに。でも空は青いんだもんね。私は決して食べるのをやめられないんじゃないかしら、でもやっぱり空は青いんだわ」という具合です。
・この調子はずれの文句をジャッジメントの最後に付け加える目的はその深刻さが中和されるからです。
あなたは批判をしているけれどもそれの虜になる必要はないということが自覚できます。

批判されることで、身体的にどのように感じますか

批判されることで精神的にどのように感じますか

この人から受け入れられていると感じる友人のことを思い浮かべてください。
相手に気に障ることをあなたがしてしまったとき、どうなるでしょうか

・その友人はあなたがそれを改めない限りもうあなたのことを愛さないと言い、
最後通牒を突きつけるでしょうか。

自分自身または、誰か他の人に批判された結果、あなたが変化した場合をリストアップしてみましょう

あなたが長期にわたって変化し続けたときのことを思い浮かべてください
・その変化はあなたがいたわりや安心を感じているときに生じましたか
・それとも何かに脅かされている気がし、そのために変化が生じたのでしょうか
・長期にわたる変化というのは自分が良くない人間であるという恐怖心から生じるのでしょうか。
それとも自分の可能性を実現したいという願望から生じるものでしょうか。

一枚の紙を二つの部分にわけ、左側に「批判」、右側には「反批判」と書いてください
・あなたが自分自身について度々行う批判をひとつ取り上げ、
それを批判と書いた見出しの下に書きます。
今度はそれに対応する形で反対の評価をしてみましょう。
・「批判」「反批判」を繰り返して書いていきます。
反批判か、それとも「中立的」になるまでこれを繰り返して見ましょう
・批判というものは相対的、主観的で一時的な産物に過ぎないことに気づくでしょう。
そしてもう自己批判にいちいち反応しないで済む方法を見つけてください。

批判の声に名前をつけてください
・その声は何を求めているのか、恐れているのか、
どのようにあなたの役に立とうとしているのか、名前を呼び話しかけてください。
「あらこんにちは、あなたったら、また戻ってきたのね、どうしたの」というように。
・友好的なコミュニケーションを築いてください。
批判の声とあなた自身の声、そのどちらもが、あなたを幸せにすることを願っているのです。

誰かがあなたを批判している場合には、やめてくれるように相手に言ってみましょう。
・ほかの人々からの批判は、彼らが彼ら自身を受け入れられないでいることの反映です。
あなたの欠点を表しているわけではないのです。
自分自身を批判している点について、他人にも批判の目を向けるものです。

自分を批判しているときには、今何がおきつつあるのか自分自身に尋ねてみましょう
・自分を太っていると感じるとき、それは
そのような感覚よりも捕らえがたいこと、より馴染みが薄いことについて
私の気持ちが混乱している
ことを明確に示しています。
新しい苦しみの本当の姿から逃れ、古いなじみの問題の陰に身を潜めているのです。
・「私は太っている」という自分の声が聞こえたら、
あなたの何について、そう感じるのか自分に尋ねてみましょう。
何か本当に不快なことを表現するための比喩として、自分の体重をそのように感じているんだと考えてみてください。

批判が生じてきたらナンバーをつけましょう
・「批判ナンバー3456」という具合です。
そのまま一日を続けていきます。
ナンバーが100万まで達したら、もう一度はじめからやります。

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