ダイエットの本はもういらない (1 概要)
スージー・オーバック著「ダイエットの本はもういらない 」の概要です。

女であるが故に社会から要求される様々な困難
--見られること、セクシーであること、
常に与える側であり、期待に応え、要求せず、怒らず、主張しない存在であること、
母であること、娘であること--
などをフェミニズムの立場から分析する。
そしてこれらの押し付けられた過剰な期待に対するノーの思いが、
実は女性たちを食べ物に対する強迫観念へと駆り立てている正体である、
とする論である。
つまり女性たちは痩せたいのではなく、本当は(無意識に)太りたいのだ。
強迫的に食べて太ることは
「理想的な女の市場」に出されることを拒否する女たちの声なき声なのである。
セックスにノーを言うために太り、
人から一定の距離を置くために太り、
怒りを表現せずに隠し通すために食べ、
主張せずに黙っているために食べ、
常に見返りなく与える立場であり続けることへの満たされなさのために食べる、
しかしながら、太った女として得られるそれら「社会のステレオタイプにノーを言う」というメリットは
脂肪のうちに備わっている性質ではない。
女性たちのうちに本来あるものを脂肪に結び付けて考えているだけだ。
このことを直視し、太っていることと痩せていることの意味を明かにして、
脂肪を使って「ノー」を言うのをやめ、自分の口でイエス・ノーを言うようになれば、
食べ物との強迫的な依存関係はなくなり、快適な体重を維持できるようになる。
女性たちは自分の性質を脂肪の量で規定するのを止め、
ありのままの身体で、自分のありたいと思う新しいセルフイメージを持つことを初めなければならない。
まずは今の身体を受け入れること。
目をそらさずに今の身体を眺め、好きな服を着る
そして外面的な価値判断やものさしを無視して、自分自身の身体を信用することを決める
お皿に食べ物を残してみる(これは食べ物に対してイエス/ノーをいう訓練になる)
家に好きな食べ物をいっぱい常備しておく
他人の意向を気にせず食べたいものを食べる
これらを実行することで次第に自分の身体を受け入れられるようになる
初めは体重は変わらないか、少し太るだろう。
食べ物を押し込むためにではなく、言葉で感情を表現するために口を使うことに慣れるにしたがって、
食べ物との関係はリラックスできるものになっていき
快適な体重を維持できるようになる

