なぜそんなに痩せたいの? (3 美しいボディの創造)
第三章「美しいボディの創造」の概要です。
「何を犠牲にしてでも美しくありたい」という気持ちにスポットが当てられます。
私が知る限り、「体重を減らすためなら手の一本、足の一本を切ってもいいような気がする」
という人たちは現実に居るし
私も下剤飲んだり、絶食したりしていたころは
「問題は健康かどうかってことじゃなくて、痩せてるかどうかってことだけだ」
と思ってました。
「まずは苦痛が苦痛として認識される必要がある」
という章です。
美を作り出し、保つには苦しまなければならい。
断食し、体操し、吐き、健康な肉体に外科手術をする。
女性は自らを美の名前で拷問にかける。
肉体が苦痛を免れていて、それでも魅力的というのはもはや想像するのがむずかしい。
美に対する苦痛に女性たちは口を閉ざす。
だが痛みが緩和されるためには
まずそれが社会によって痛みとして認識される必要がある。
体重という概念を発見したのは生命保険会社だ。
被保険者の健康と死亡を見積もるために分類する基準として使われた。
1850年頃から健康は数値で表され始めた。
既製服の普及によって女性は仕立て屋にではなく、自身のボディに不満を持つようになる。
ダイエット産業の発展により太っているのは意志力の欠如によるものとされ、ダイエットはモラルの問題となる。
痩身の理想はマスメディアによって宣伝され、首尾よく定着する。
自分で健康と感じるから健康なのではなく、
スリムであってこそ健康なのだという考え方に美容産業も便乗した。
実際のところ健康と体重に関係はあるのだろうか。
女性が長生きなのはより多くの脂肪をもち
腰、臀部、大腿部に蓄えられているからであって
女性の過体重が健康と関連している場合は
むしろ繰り返されたダイエットと自分自身を憎悪するときのストレスが
その主な原因といえる。
男性についても痩身と健康との関連を確定することはできない。
たいていの場合、健康上の理由からダイエットを行う必要はないのだ。
太っているか痩せているかは遺伝の問題も関係する。
体型に善悪のような道徳的価値を投影するのは紛れもない人種差別と言える。
何もしなければ全てが不確実なときにダイエットは少なくても安心感を与えてくれる。
欠けている人生のコントロールの補償としてのボディコントロール、
現実の権威に変わって権力を表現するボディ。
自由意志による断食は、自由にならない過食という副作用を引き起こす。
ヨーヨー現象によってダイエット後はますます太り
精神的にも感情的にも大きな負担を強いられる。
そしてダイエットと同様に自己コントロールの幻想を抱かせる強迫的なスポーツ。
危険を伴う食欲減退剤と下剤。
栄養価が少なく高価格で、食品業界を太らせるだけの低カロリー食品。
その恐ろしさについては殆ど何の報告もされていない美容整形手術。
永遠に続く美のための拷問。
「なぜそんなに痩せたいの?」関連記事一覧
→1 美人の文化史
→2 美人の社会心理学
→3 美しいボディの創造
→4 美人をめぐる神話
→5 私の感想



コメント
リンクしてくれてありがとう!
こちらこそ これからも
よろしくね!!
最近 心が忙しくて
(って いつもかな(笑))
なかなか BLOGも読めないです
アメブロやめて 違うとこに引っ越そうと 思ってます
ノラさんの使ってるBLOGは どこなの??
自分で色々作りたいなぁー。
投稿者: すみれ | 2007年03月21日 18:38
はい、忙しそうだな、と思ってました(笑)
こちらこそよろしくです。
このブログは知人の会社のサーバーを借りて
movable typeというプログラムをダウンロードしてきて
自分で動かしてます。
時々癇癪起しそうになるけども
自由度は抜群ですね。
どうしても無料ブログだとレイアウトが自由じゃないし
変な広告が入る、とか、
皆と同じデザインになっちゃうとか、
色々あるので。
時間と勉強とちょっぴりサーバー使用料が必要だけど
ためしにやってみるには
ロリポップ+movable typeが最強だと思いますよ。
そこまでやらんでいい、という場合は
個人的にはエキサイトブログがすっきりしてるしスパムがなくて好き。
ユーザーさんの質も高いと思います。
楽天ブログはデザインがいまいちかな。
デザイン自由度はライブドアブログが一番高いらしいです。
(いやに詳しいワタクシでした。何でも聞いて、笑)
↓宣伝(笑)
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投稿者: ノラ@管理人 | 2007年03月21日 19:07