なぜそんなに痩せたいの? (5 私の感想)
痩身願望についてきちんと検証した論というのは
あまり見かけないので、これは非常に面白かった。
ちょっと難しかったのでここに概要をまとめながら
読んでみたわけでした。
私が自分自身過食症だった経験から振り返って考えると
少なくても私は「自分で選んで過食症になった」という思いがあるので
感覚的にはこの本の論と少しずれているところはある。
過食症ってのは今や社会現象といっていいくらい一般的なものになってしまったのだし、
そうである以上、政治的な要因、経済的な要因、文化的な要因など
本書に書かれていることは当然絡んでくる。
そういうものを考察することは有益だとも思うのだけど、
ただ私の感じからして、
「社会の側に痩身願望を誘発する要因がある」ということと
「私が痩身対して強迫的になる」ということの間には
もうワンステップあって、
そのワンステップは社会の側でなく、私の中にあった。
思うに、私はちょうどあの過食症をしていた二十歳前後のころ
それまでの成長過程で手に入れられなかった自意識を、
自分の力でなんとかしてに入れなければならなかった時期だったんだ。
そのために、なんというのか、とにかく何か苦しまなければならなかったわけで。
何歳になっても、どういう形のものでも
成長ってとても危険なものだと私は思っていて、
自分を一回殺して、それで生き返ってくる、くらいの
緊迫感のある人生の段階が「成長」ってやつで
私はそれをあの頃「過食症」という形でやってたんだなあ、という
そういう感じの理解なんだな。
だから社会がいくら強迫的ダイエットのお膳立てをしても
それ自体が強迫観念を作り出せるわけではなく
やっぱり強迫行動を選んでその中に入りこんでいくのは
他ならない自分自身だろうし、
必要あれば自分自身で選んでそこから出てくるだろうっていう、
やっぱり私は結局個人に帰結する考え方を、
むしろするんだよな。
でもこの本は今まで当たり前だと思っていたことを
実はこれはこうです、こうです、と取り出して説明してくれるので
自分の中で一体何が起こってるのかということを
広い視野で見ることができるし、
社会という文脈の中でこの強迫観念について見ていくと
その強迫観念自体、全然気の狂ったものなんかじゃないってことが
とっても良くわかって、やっぱりいい本だと思う
「なぜそんなに痩せたいの?」関連記事一覧
→1 美人の文化史
→2 美人の社会心理学
→3 美しいボディの創造
→4 美人をめぐる神話
→5 私の感想
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コメント
これも読んでみたいなー
最近 本当に忙しくって(笑)
頼んでいる本すら 本屋さんに
とりにいってないです
ノラさんから 教えてもらったところに 登録しようかなぁと思っています
でも あたしPCあんまり
得意じゃないんですけれど
大丈夫かな?
いそがなくってもいいかなぁー
投稿者: すみれ | 2007年03月22日 10:48
すみれさん
気になる本はとりあえず手にいれて置いておく
ってのも読み方のひとつだよね
その本が本当に必要な時期になると本の方から
「私を読んで」光線を出してくるから
本棚に入れとくだけでも良い、っていう付き合いかたもある。
あとでさりげなくプレゼントのところに追加しとくんで(笑)
面倒くさいけど無料なら手に入れとっかー
という気持ちになることがあったら入手してください。
何をしたいかによってお勧めブログは変わるんだよね
私が無料のレンタルブログを使わなかったのは
仕事で使いたかったので、勝手に色々広告が出てこられては困る、
というので、サーバー借りたのだけど
やっぱり、結構悩まされました。
自由だから学級新聞作るみたいな、面白さはあるけど
手軽で便利ってわけにはいかなかったですね。
アメブロのどの辺が使い勝手悪くて
どういうのを望んでる、とかが分かれば
もっとアドバイスできるかもしれないけど・・・
(正直なところ、アメブロって
画面に色々不必要なものが出すぎるよね 笑)
投稿者: ノラ@管理人 | 2007年03月22日 21:15