HOME摂食障害と一緒に生きる>恋人が分かってくれないということ

かつて、恋人に摂食障害について言う時
どうしてわかって分かってもらえないんだろう
といつも思っていた

こちらにしてみれば
とんでもない勇気を振り絞ってカミングアウトをしているのに
「うん、うん。暴飲暴食に気をつけてね」
と、親切な忠告をうけてその話題は終わったりする。
まるで私が馬鹿で自制心がないから食べてるみたいだなと悲しくなる。
それでも諦めきれずに何度か言う
何度言っても、伝えたいことを分かってもらえない

「摂食障害の辛さを分かってくれない」
とは、私に限らず多くの人が言うことなのだ
あのすれ違いって何なんだろう、と
考えたのだけど

食べ過ぎることや充分に食べないことというのは
言葉にならないメッセージで
私たちはそれを主張する権利が自分にはないと思っているから
食べ過ぎることで表にあらわしている
「私は食べすぎてしまうの」と告げるのは
いわば摂食障害のバトンを相手に渡す行為で
「言わないけどわかって」
「言えないけど私の本当の辛いことを魔法のように理解して」
という試みだったのだ

だけど
「魔法のような理解」というのは
普通はありえない
分かって欲しいことは
それを自分で主張するしかない

こちらが辛い思いをしているのを分かっていて
わざわざ体型のことをからかうパートナーもよくいる
「その摂食障害のバトンは受け取らないよ」
というサインだろうと思う
食べるという形でものを言ってほしくない、
間接的な手段で相手を思いやるように操作されるが嫌なのだ

恋人が同時にカウンセラーではないのは無理からぬことだ
人の関係の中では、伝えたいことは
「分かってもらうように相手の心を操作する」のではなく
「自分で主張して妥協点を探り当て」ていかなければならない

「私は摂食障害なの」と誰かに告げるとき
私たちは物凄くたくさんの期待をしている
どれだけ辛いのかを分かってもらって
自分でも良く分かっていない抑圧した欲求を理解して解決してもらいたいと思っている
相手の関心を自分の「辛さ」に向けさせたいと思っている

根底にあるのは
「私には自分が本当に思っていることを主張する権利はないから」
という想い。

« エレーヌ・フルマン | HOME | アングルの女性たち »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://darari.sakura.ne.jp/antidiet21/mt/mt-tb.cgi/1461

コメントを投稿

          

お気に入り

ダイエットブログランキング
人気ブログランキング

摂食障害関連ブログ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 摂食障害へ

このブログのRSSを取得
[RSSフィードとは]

○ボディ・フリーイング・サミット○
「身体を解き放つ」ことについて自由に語りあうためのコミュニティです。
ボディー・フリーイング・サミット

掲示板
掲示板作ってみました。