HOMEアンチダイエット雑談>ダイエットすると太る美女

「ダイエットはやると太る、やめると痩せる!」と爽快なことを
一番大きな声で言ってくださっているのは
ダイエットやめたらヤセちゃった」の夏目祭子さんですが、
ダイエットすると太る人をもうおひと方発見してしまいました。
しかもその方たるや美しさが売り物の女優様
品の良さ、貴族的高貴さではもうわが国屈指でしょう
と私が勝手に決めてお慕いしている麗人

壇ふみさん

であったりします。

私、息抜きに軽い本を読むのが好きなのですが
(息抜きっぱなしの生活だけど)
最近はまってしまったのが
阿川佐和子さんと壇ふみさんの往復エッセイシリーズ
これはどれを読んでも腹を抱えて笑える軽さ
でも安心して読める芯のある美しい日本語
というので良質の息抜きとして絶大な信頼を置いているシリーズです。

このシリーズで一貫して書かれているのは
「ダンフミはよく食べる」ってことですね
とりあえずお腹が空いて目が覚めるところから一日が始まり
絶対に妥協を許さぬ贅沢好き、
まずい物は食べない美味いものはなんとしても食べる
高級レストランで満腹になったあとは
必ず口の中に飴かガムを放り込むのを習性とし、
しかも満腹の後はしばしば「蕎麦か茶漬けかおにぎりが食べたくなる」底なし体質、
食べたくなったら気が治まらず道の真ん中でも地団駄踏む、
阿川嬢をして「脳みそが胃袋の皮でできている」と言わしめた面白いお方なのです

で、ここ十年来体重変わらず、「せいぜいニキロか三キロ」の微増の範囲で、
なぜこれだけ食べ続けて太らないのかというのが関係者の注目の的?
であるらしいのですが

その中で興味深いのが太った時のエピソード。
美食家壇様、何週間もさまよった末に餓死寸前になる、という役をやるはめになり、
体重を落とすべく三週間のダイエットを決意します。
全ての食べ物をこれまでの半分の量にするという内容。

これが非常に切なかったそうで、以下本人の談

「この切なさがいけないのだと、後日思った。
切ないくらい食べたいのに、じっと我慢するから身体が恐るべき飢餓感を覚えて、食べたものをそっくりそのまま脂肪にして、皮下に蓄えようとするのだ。」

結果たるや三週間で三キロの増加。
放っておけば十年でニ、三キロの増加しかしない人が
ダイエットして三週間で三キロの増加というのは
結構めざましい成果だな、と
申し訳ないけれど、面白くもあったりする。

そんなわけで、もちろんこれは軽妙エッセイなので
誇張を入れながら面白おかしく書かれてあるとは思うのだけど
引用の部分「飢餓感が脂肪になる」という実感は
壇ふみさんの体験による貴重な本音の本音だろう、と
日頃自分が考えていることに省みて思ってしまうわけだ。

知れば知るほど
皆心のどこかで「ダイエットって太るよね?」って思ってるフシがあるようで
せっかくだからもっと大きな声で言いましょう
「我慢は太る!」


ああ言えばこう食う―往復エッセイ
ああ言えばこう食う―往復エッセイ

私はこのおふた方に憧れます。ドラマティックじゃなく、シリアスでなく、ユニークで、不幸を笑い飛ばすウイットに富んだ女性。
心からかくありたい。(でも高級レストランのディナーのあとにお茶漬けは入らない)

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