「読む」だけダイエット レビュー2
「心理学の先生が教える―「読む」だけダイエット」のレビュー後半です。
さて、食事について
この本では「一日三食とおやつを一個」を薦めています。
「多すぎるんじゃないの?」というダイエットマニアの娘に対して心理学の先生は言います。
「でも、あなたはそれができているんですか?」
・・・答えは勿論、できていません。
それでさえ難しいことなのに、
一日一食置き換えダイエット!とか間食は抜き!カロリー計算!
とか言う類の突飛なことに取り組んだってうまくいかないでしょ、という論です。
まったく、当たり前すぎて目からうろこですね^^。
どうして一日三食か、というと、
ここに書かれている理由としては「それが一般的だから」ということなんですが、
私が思うに、食事は自分のライフスタイルに合ったものが一番良いに決まってますし、
一日三回食事するのが生活や体質に合わない人ってかなり多いのじゃないかと思います。
だからこんな風にばしっとルール化してしまうのは反対なんですが、
でも「自分の身体のサイクルにあわせて、おなかが空いたらなし崩しにせずにきちんとした意識を持って食べよう!」
という解釈であれば全面的に賛成です。
しかも「買ってきたものでも、ちゃんとパックや袋から出して、皿に美しく盛って食べる」というのも全く文句なしの大賛成です。
次は運動について。
ここに書かれているのは三つ
・自分の家でゴミを見つけたら、すぐに拾ってゴミ箱に捨てましょう
・脱いだ洋服は必ずハンガーにかけましょう
・鏡を見たらざっとふいておきましょう
・・・いいですね。凄く普通で(笑)夏休み前の小学生みたいです。
できている人がいたら尊敬します、私。
ハードな運動のことは、この三つのことが全部できるようになってから考えるのでも
とりあえず充分ですよね。
もうひとつ素敵だな、と思ったのは「モデリング」という考え方。
素敵な人を見たら真似しよう!というものです。
ポイントとして挙げられているのは
・電車での座り方
・かばんの持ち方
のふたつをまねすることです。
美しい人に対して憧れや嫉妬心を持つのをやめて真似をしてみる。
痩せた素敵な人を見て
「私もあれぐらい痩せたらあんな風に見えるのかなあ、ダイエットしなくちゃ」
と思うのは、コンプレックスに水をやっているだけで
考え方としてはあまりプラスになっていないですよね。
素敵に見えるのであれば、きっと痩せていることのほかにも何かポイントがあるはずで、
「それはナンだ?」と探してみるのは、面白いし、効果的だろうと思います。
これ、本当になかなかいいですよね。
あとはもうひとつ、多くの人に興味があるのじゃないか、と思ってご紹介します。
「最大の難関、ストレスの対処法」
ここで挙げられている対処法は「水、呼吸、お菓子」です。
・ストレスを感じたらまず水を一杯飲みましょう
・次に呼吸を整えましょう
・そして小さなお菓子をひとつ食べましょう
というものです。
小さいお菓子が魔法のようにストレスを消してくれるわけはないでしょうが、
この一連の「水、呼吸、お菓子」という儀式を意識的にすることによって
自分で、今ストレスを感じている、ということを認められるようになるわけですし、
ストレスを認識したうえで、自分のためにもっとも賢明だろうと思われる方法で対処している、ということも自覚できるわけですよね。
だからお菓子そのものが安静をもたらすということよりも
「自覚と冷静な観察」が気持ちをクールダウンさせてくれる効果があるのではないか、
と私は思いました。
自分のために「ストレス用お菓子」をあらかじめ用意しておいて身近なところ常に置く、という作業も、自分に優しくなるためのよい練習になりますよね。
勿論ストレスには、それでは収まらないくらい深刻なものがあるでしょう。
場合によっては過食しなければならないこともあるでしょうが、
でも精一杯やってみた末の過食なのであれば、自分だって納得いくでしょうし、
我を忘れて過食するよりも、
抱えきれないストレスのために過食しているんだ、と自覚しているほうが
ずっと意味のある行為です。
そういったわけで、
比較的きちんとしたダイエット本のご紹介でした。
(でも私が一番思っているのは、
「自分の身体の”太る権利”も認めようよ、
それが自分を信じるってことだよ」
という意見です。念のため。)
好みからいくとジェニーンロスの「食べ過ぎることの意味―過食症からの解放」の方が断然好きですが、
これは手軽だし、分かりやすいし、なかなか悪くないですよ。


