HOMEダイエットという不自由>食品カロリーの謎

食べたいものを食べようと思うけど、カロリーが怖い。
見ようと思わないのに癖でつい栄養表示を見てしまう、
食べた後もその食品のカロリーがぐるぐると頭の中をめぐる、という
切ない話を時々聞きます。

食品カロリーが強迫観念になってしまうのは
きっとそれについて私たちがあまりよく知らないからなのだろう、
ということで今日は食品カロリーについての研究です。
調べ調べ書いたので、間違ってるところあったら教えてください。

そもそも食品のカロリーって何?ってことを考えるんですが
考えてみれば家庭科の時間に教わってました。
「水1リットルを摂氏1度上昇させるために必要なエネルギー量」なんですよね。
なんだか懐かしいです。

「うん、それで?」
・・・って思いませんが?
うん、それで?
その食品を燃やしたらどれくらいの水を温められるのかっていう話と
私たちが何を食べればどれくらい太るかっていう話と
どういう風に関係してくるの?
・・・って思いませんか?
どうやって関係するんでしょうね
・・・・もしかしてそもそも全然関係なかったりしたら怖いですね。

だいたい食品カロリーってどうやって測定するのさ、っていう話を
ちょっと調べてみたんですけども、何通りか見つけました。

1、本当に燃やす
燃研式自動ボンベ熱量計 CA-4AJ
「ボンベに試料と酸素を入れて スタートボタンを押せば,給水・温度調節・点火・記録・排水まで自動的に進行します。」という機械です。面白いですねえ。
石炭などの発熱量測定と食品のカロリー計算が同じ方法なんですね。
機関車トーマスかよ、あたしゃ、って感じですけども(笑)

2、机の上で計算する
日本食品分析センターの解説
「たんぱく質、脂質、炭水化物の量にエネルギー換算係数を乗じたものの総和です。たんぱく質、炭水化物は4kcal/g、脂質は9kcal/gを用います。(この係数をアトウォーターの係数と呼びます。)。」
要するにこういうことですね↓
食品のエネルギー = タンパク質の量 × 4 + 脂質の量 × 9 +糖質の量 × 4
この4、9、4という"アトウォーター係数”は「人間が発する熱は体外で同量の栄養物が燃えたときの熱と同じである」という予測から導いた数字です。
(→アトウォーターの研究に関する参考記事

(番外編)光を当てる
高機能食品カロリー測定器 カロリーアンサー
電子レンジみたいな機械に食品を入れて光をあてるとカロリーがわかる、というもの。
私には理解不能。
ただしこの測定値は食品栄養表示には使えないそうです。

つまり今実際に食品栄養表示に使われているエネルギー測定方法はふたつ
実際燃やすか、アトウォーター係数で計算するかのどちらか。

(ちなみにこの二つの方法、どちらを使うかによって結果に誤差があるみたいですね。
それはそうですよね、アトウォーター係数はたんぱく質、脂肪、糖質のことしか考えてないのに、
燃焼実験の方はまるごと全部燃やすわけですから。
コンビニのお弁当を買ってきて熱量計で測定してみたら表示されていたカロリーと結果が異なった!
という実験を、過去に「あるある大辞典」で放映したことがあるらしいです。
女性向けに発売する食品だとできるだけカロリー値の低くなる方法で計算するんじゃないか、
とか、色々邪推します)

どっちも要するに「身体の外でそれを燃やすときにどれくらいのエネルギーを持っているのか」
ということが大事になってるわけなんですが、
実際に人間の身体の中で起こるのは「燃焼反応」ではなく「酵素反応」です。
人間は身体の中で火をおこして食べ物を灰にしつくしているわけではなくて
消化酵素によって必要なものだけ分解して、分解されなかったものはそのまま排出されます。
さらに人間のエネルギー収支を左右するのにはホルモンという物質も働きます。
腸内細菌も分解や排出を調整しています。
(詳細は「ダイエットやめたらヤセちゃった」の中の”摂取カロリーの矛盾点”という章に説明があります)

私が素朴に疑問に思う、変な話ですけども、
地域によっては家畜の排泄物を燃料としているところって結構あるんです。
排泄したものだって、まだエネルギーがあるってことですよね。
それは身体を通りすぎただけで、使われてないし、蓄積もされなかったエネルギーなんですよね?
燃焼実験して最初の熱量から引き算しなくていいんでしょうか。(誰もしないでしょうけど。)
でもそこまでしないと燃焼実験によって体の中のエネルギー収支を知るのは不可能じゃないかって気がします。なんかおかしいですよね?

アトウォーターさんも自分の研究の後発見されていくたくさんの消化酵素については考慮できてなかったと思うのですが、
そのあたりもどうなっているのでしょうか。

というようなことを考えていくと、
もし、ご飯を燃やしてそれでお茶を沸かしたい、ということであれば
ご飯一膳が何カロリーの熱量をもつか、というのは参考になると思うんですが、
ご飯一膳食べたら私が何キロ太る、という話にはまったくつながっていかないんじゃないか、
と、思えてくるわけですよね。
似非科学とまでは言わないまでも今の「食品カロリー」という言葉の使われ方って
変な飛躍をしてるんじゃないか、くらいのことは思うんですが、どうでしょう。

私は食品ってのは「カロリー」でなくてむしろ「感情」で
何を食べるか、よりも、いかにたべるか
ということによってそれが自分の身体の中でどのように作用するかが決まる、
ということで納得してます。
「まずく食べると太る、うまいもの食べても太らない」という
そういう感じのことを思ってますね。

フレンチ・パラドックス、という言葉がありますね。
フランス人はなんであんなに高脂肪のものばかり食べているのに
病気にならないんだ、って言う栄養学的な謎、のことだそうですが。
美味しいもの食べて元気に暮らしていることの何がパラドッククスなんだか
私はわかりません。当然じゃん。

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コメント

こんにちは これからはちょくちょく遊びにきます
フランス人は太らないって本読んだことあります
フレンチパラドックスっていうのですね。確かに楽しむことが一番。
日本人は欧米か!!ですからねぇ
 食べ物が体にどんな影響与えるかわかった気になるのは
人間の傲慢でしかないと何かで読みました。
ダイエットだけじゃなく健康・長寿も然りで
これ食べたから長生きとか痩せるとかそんなのないんですよね。
私もそうだったけど、体を無視して頭だけで全て考えてしまうんですね・・・
それじゃもったいないですね
って私も気づいたのやっと最近ですけれどね!!!

みやさん、ありがとうございます。
たしか「粗食のすすめ」の幕内秀夫さんが書いていたんだと思うのですが
「母親は食事のたびに少なくてもご飯三膳は食べていたし、それでガリガリだった。
どんな痩せた女性もそれくらいの量のご飯は食べて普通だった。
いつからご飯が太るなんて話になったんだ」といったような文があって、
「しまった、そうかもしれない!!」と私は思ったんですけども(笑)。

どうして健康法マニアのみのもんたが病気になるんだよ、とかね^^
本当は世の情報は矛盾だらけなんですよね。

頭よりも身体の方が賢いんですよね。
本当、もったいないと思います。

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