最終的には体重が減るなんてどうしたら分かるの?
asaさんへ
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こんにちは。アンケート結果、興味深く拝読しました。
ひとつ、個人的に非常に知りたいのですが、
上で言う、
「ダイエットをやめること」で体重(体型)が安定してきた」方たちの、維持されている体重(体型)というのは、自分の納得ができる美容体重(体型)なのでしょうか。
(こんな質問自体が摂食障害っぽいですが)
「やせ願望の精神病理」の中で、
「三食を気持ちよく食べて自分の生活をして落ち着く体型が自分の自然な体型だと思うべき」とのくだりがあったのですが、
全くその通りだと思いつつ、その「落ち着く体型」が、自分の望む体型と食い違っていたら・・・ということを考えてしまうのです。
「自然な体型」というのは、皆さんはどのような感じになられたのでしょうか。
若干太めくらいに落ち着くのでしょうか?
中肉中背?
それとも割合ほっそり?
そこら辺のことが非常に知りたいです。
宜しくお願い致します。
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asaさん
ストレートなご質問どうもありがとうございます。
真剣な問いかけだと思います。
asaさん以外の多くの方も気になっていることでしょう。
お返事、回りくどくなってしまいます、ごめんさない。
望んでいらっしゃるような回答ではないこと、わかるんですけども、でも一生懸命考えました。
よかったらちょっと一緒に考えてみてください。
「自分の望む体型」にはなれません。
ダイエットによってもなれませんし、
ダイエットをやめることによってもなれません。
あるがままの体以外のものにはなれないはずです。
ダイエットによる飢餓状態から新陳代謝が落ちて脂肪が増えているひとは
ダイエットをやめてしばらくたつとその分の脂肪は落ちるのが一般的だと思いますが、
(「ダイエットやめたらヤセちゃった」「ダイエットしないで痩せる方法
」「on eating
」などが参考になると思います。)
結局のところ、生まれつきがっちりしている人はがっちりした体のままでしょうし、
華奢な骨格の人は華奢に見えると思います。
ダイエットをやめることで減量してそれを維持している、という体験を教えてくださった方の中には
実際の身長と体重を書いてくださった方もいました。
でも私はそういった話をこのサイトでしたくありません。
「外側から見て」どういう体型に見えるのか、という話も、できればしたくないんです。
体重や、見た目で、分断されたり、成功度や社会的ステータスを測られたり、ということに
私はもう飽きてしまったのですね。
「ダイエットをやめる」ということが意味するものは
「自分の望む体型」になるか、ならないか、ということではなく
むしろ「体型」に何かを望むのをやめること、
こうありたいという自己イメージと現実の自分の間のギャップを「体型」に託すことをやめる
ということではないか、と思うんです。
私の好きな、おなじみジェニーン・ロスの抜粋です
ワークショップでアビーはこう言いました。
「この飢えはいつ止まるの? 私は毎週、貴重な禁じられた食べ物を買うの。買っても食べないこともあって、今もたくさんのアイスクリームを一週間放ってあるの。全部食べちゃうこともあるわ。 だけど、自分が食べ続けたいわけじゃないなんてどうしたら分かるの?最終的には体重が減るなんてどうしたら分かるの?」
彼女は分かっていません。 危険です。彼女は食べ続けるのをやめないかもしれません。 体重が90キロにもなり、ドア、椅子、バスに入り切らなくなるまで食べ続けてしまうこともあり得ます。 自分では何も決められず、すること、言うこと、着るもの、食べるものを他人に決めてもらっている自分に気づくとき、彼女は自分を信じるか、自分をほろぼすかの選択のリスクを負うのです。
--「食べ過ぎることの意味」より引用--
この文章、私ずっと気になっていたんです。
ありのままの自分を受け入れることについて考えていたとき、私も思ったんです。
「最終的には体重が減るなんてどうしたら分かるんだろう」って。
そして、このアビーの問いにジェニーンはなんと答えているのかと思って一生懸命読んだんですけど、
ジェニーンの書いていることの意味が分からなかったのですね。
アビーは何を分かっていなくて、何が危険なんだろう、って。
分からないんだから私もきっと危険なんだろう、って思いました。
私やアビーが「最終的には体重が減るなんてどうしたら分かるんだろう」と知りたかったのは
「自分を信じるか、自分をほろぼすかの選択のリスク」を負いたくなかったからじゃないかと思います。
終始安全なところに居て「安全だよ」と言ってもらったことだけやって
不安を伴う「生き方の変化」なんてものを経ないで、
ダイエットの束縛から逃れ、尚且つ痩せたい、
ふたつ良いことが欲しい、と思ってたんですね。
ふたつ良い事ないです(たぶん)。
「ダイエットをやめたら本当に痩せるのか」というのは誰にも分かりません。
私は太っていたところでダイエットをやめました、そしたらもっと太りました、
太ることによって自尊心が嵐の中の笹舟みたいなことになりました。
それで震える笹舟になって、なぜ真夜中の荒れ狂う海(!)を耐え抜けたかというと
やっぱり「今自分を受け入れられるようにならなければこれから先の人生なんともならん」
という、生き方に関する問題があったからです。
その後、自尊心がなんとか耐え抜いた後には、知らない間に随分痩せましたけど、それはおまけです。
たぶん「痩せる」ことが目的でダイエットをやめてたら、
太った時点で耐え抜けなかったでしょうし、
一見安全なことを言ってくれるダイエットに戻っていたでしょう。
そして「安全なこと」を言ってくれる人を求めてウロウロし続けたと思います。
ダイエットをやめるかどうかの選択は
太るか痩せるか、という選択ではなく、
自分を信じるか、人の言うなりに物事を選ぶか、
という選択なんじゃないかって思うんです。
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asaさんが望んでいる回答じゃないよなあ、って書いてて思うところが悲しいですけど。
asaさんが聞きたいこと、じゃなくて、私が言いたいこと、なのかもしれないですよね。
asaさん、コメントありがとうございます。こんなんでごめんなさい。
夏目祭子さんのmixiにも同じトピックを作っていらっしゃるようなので
こちらもどんなレスがつくか興味深いですね。
他にご意見あったら、みなさんにもお伺いしたいです。
アンチダイエット体験談なども含めて。


コメント
読んでてふと思いました。
他の悩み事と同じように、その事が気にならなくなった時、いつの間にか解決してるんですよね。
これってもう待つしかないのかな。
最後まで解決しないと悲劇ですね・・・。
投稿者: moomi | 2007年07月26日 07:33
お久しです~
ちょっと自立しようと思って
敢えて訪ね控えてみてます
私はこう、なんていうか自分を好きになりたいのに
自分の選択に自信が持てない状態です
自分を信じて動いて失敗するのが
傷つくのが怖いです
またダメだったじゃんって自分を責めるだろうなって思う。
ノラさんの言葉を借りると
荒れ狂う海の状態を早く突き抜けたいよぉぉっ、もういやぁって
ジタバタしてます
何だよ、いつまでこの状態(心)だよあたし!!!だし
まだやせないようって思う。
気持ちがへこんだ時って
すごく気持ちが脂肪に向かう。
半分、もうこの体で生きるしかないんだとか
いい意味で諦めもあるけど
半分、やっぱ痩せたほうがキレイだし
せめて体にあった細さになりたいよ
っていう自分もいるし。
生き方を変えるってことだから
苦痛を伴うんですね
仕方ないんですね
小5から市販の安いお菓子食べるのやめたんです(ケーキとか和菓子はたまに食べてたww)
ダイエットやめて半年なんですが
まだお菓子に猛然と向かう時があるのは
食べたいっていう今までの飢えと
現在の心の飢え、半々くらいの感じかな~と捉えてます。
投稿者: みや | 2007年07月26日 07:54
>人の言うなりに物事を運ぶ
これって「痩せ」てることがいいことだ、痩せてる人が似合う流行
かな、って思いましたが、どんなところでしょう。
私はヘルニアのためのウォーキングとすきな物を食べること。
ちゃんと食べたい時に何が食べたいのかじっくり悩んで、
何か適当にごまかさないで食べています。
体重は変わらないのですが、
体脂肪がすごく落ちています。
びっくりですよー。
「誰かのため」にスタイルをよくしても、キープしてもそれはきついだろな、と今回の記事を読んで思いました。
投稿者: yui-520 | 2007年07月26日 10:13
痩せること、体重のことを考えてるうちは「落ち着か」ないし、「自然な体型」にもなれない。
わかりきったことですが、痩せることを諦め、すべてを自然に任せる覚悟をしないと、落ち着くところに落ち着くことはないのではないかしら・・・
投稿者: ayu | 2007年07月26日 17:35
moomiさん
確かに、たとえば「ヤセ」や「食べ物」が生活の殆どを占めてしまっている場合については
体型そのものが「悩み」なわけではなくて
内的な悩みを脇へ逸らすためのきっかけが体型になっているということでしょうから
そういった「悩みそのもの」を正面から悩むようになれば
体型は二の次、三の次、という風になっていきますよね。
>最後まで解決しないと悲劇ですね・・・。
幸か不幸か、悩みって一定期間以上は持続しないような気がします。
健康なときはいかに生きるかが悩み
病んだときにはいかに病むかに悩み
老いるときはいかに老いるかに悩み
死ぬときはいかに死ぬかに悩み、
というふうに、おそらくは人生の階段の何段目にいるかによって
悩みというのは変わっていくものではないかしら
本当に、「幸か不幸か」ですけど
ひとつことを人生の最後まで悩む、って、
うーん、なかなかないんじゃないかな、って気もします。
投稿者: ノラ | 2007年07月28日 22:09
みやさんへ
でもみやさんのこういう勇気って
凄いですよね。本当に。
「気持ちがへこんだ時ってすごく気持ちが脂肪に向かう」っていうのは、
でも今までは「へこむ→気持ちが脂肪に向かう」の回路しかなかったものが
「気持ちが脂肪に向かっている→へこんでいるってことだ」という
逆向きの回路もできたってことですよね
これってやっぱり気持ちがへこむという出来事を
それだけ深く経験するようになった、ということでしょうし
それは今まさに「ジタバタしている時」だからこその経験の深さではないかしら。
みやさんにとっての今って
「細くなりたい」という思いをもったままでも
それでも無条件で自分を大切にすることができるかどうか
という、そういう訓練期間、みたいな感じですよね
投稿者: ノラ | 2007年07月28日 22:12
yuiさん
>人の言うなりに物事を運ぶ
以前訳したインタビューでのジェニーンの言葉に
こういうくだりがあります。
「たくさんの人が私にこう言います。
『食べ物のことを考えるのに疲れたんです。
もう一秒も食べ物のことを考えていたくないんです。
ただルールを決めてくれさえすればいいんです、その通りにします。』」
ジェニーンはダイエットの本質をこういう風に
「何かの権威に頼りたがる心の状態」という風に捉えています。
そのあたりを踏まえての言葉、でした。
具体的には主に食べ物や、おっしゃるように流行の美の基準、などですね
引いては生活や考え方の全てへの関わり方、ということでもあります
>体重は変わらないのですが、
>体脂肪がすごく落ちています。
代謝が良くなってるんですね。
なかなか興味深いアンチダイエット体験談です。
ありがとうございます。
投稿者: ノラ | 2007年07月28日 22:14
ayuさん
そうですね。
でも、それが難しいところでもあるんですよね。
ayuさんはどのようにして「痩せることを諦め」られたのでしょうか。
投稿者: ノラ | 2007年07月28日 22:15
ノラ様。
私の質問に、こんなにまで真剣に考えてくださり、記事を書いてくださって、ありがとうございました。
しみじみと、感動しました。
この記事がアップされた日に、すぐに読まさせていただいたのですが、すぐにレスが書けなかったのは、私もすごく考えこんでしまったからです。
ノラさんは、「回答になっていない」とおっしゃっていますが、そんなことはないと思いました。
まさに、ノラさんが書いてくださったことが、答えなのだと思いました。
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「ダイエットをやめる」ということが意味するものは
「自分の望む体型」になるか、ならないか、ということではなく
むしろ「体型」に何かを望むのをやめること、
こうありたいという自己イメージと現実の自分の間のギャップを「体型」に託すことをやめる
ということではないか、と思うんです。
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これは痛かった・・・
その通りだと思いつつ、でも、やっぱり、どうしても体型にこだわることを手放せない自分、太ることが恐ろしくてどうしても食べることに踏み出せない自分が悲しくて情けなくて、泣きました。
泣いて泣いて、主人にもそうした自分の思いを話したところ、
主人は、
「太るのが怖いというのは今に始まったことではないし、その壁はずっと前から存在しているでしょう。それは意識的に努力して取り除けるものではないから、その壁のことは、今は保留しておいたほうがいい。できないことを嘆くよりも、今自分ができていることを認めて、ほめてあげる方が良い。例えば自分の感情を表現できるようになってきたこととか。そうしたことを毎日一歩一歩認めて一日一日取り組んでいく先に、今よりも強く成長した自分がいて、その時その壁は今見える壁よりもずっと乗り越えやすくなっているから。今できないからって恐れたり悲しんだりすることはないよ。」
と。
それを聞いて、今の私には、やっぱり体型に自分を託さないで生きる強さはないけれども、今はそんな自分でしかたない、と(ちょっと)思いました。
いつか、本当に、体型に頼らないで生きれる強い自分になりたいと心から祈っています。
ノラ様、本当に丁寧な記事をありがとうございました。非常に考えさせられました。感謝いたします。
投稿者: asa | 2007年07月30日 14:35
asaさん
いいえ、率直な質問を頂いて
こちらこそ非常に考えさせていただきましたし
この記事に関して他の方からメールも貰いました。
asaさんの気になっていることが、他の人にとっても気になっていること、なんですよね
頂いたメールなども含めて
もう少し色々な形で考えたり書いたりしてみたいと思っています。
随分辛い思いをなさったようで、適切な表現でなかった部分ありましたら申し訳ありません。
私も目一杯考えて書いたので必死になりすぎている部分あるかもしれません
表現の無骨さに関してはどうかお許しいただけたら、と思います。
どうぞ「いつかの強い自分」ではなく「今の弱い自分」と仲良く暮らしてくださいませ。
太るのが怖いままでも、自分をいたわったり
自分の身体を好きになったり、する方法はあるのではないか、と思います。
投稿者: ノラ | 2007年07月30日 22:21
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