HOME摂食障害と一緒に生きる>かけがえのなさ

たまには淡々と脱線しようと思うんです

私、ただ今「ド」の付く田舎に住んでいるんですが
この季節、夜に散歩すると
人間は歩いてませんが
クワガタが道を歩いてるわけです

ひっくり返ってるのは、放っておくとアリに襲われてしまうので
助けてやるんですが、今度は手から離れないのがいまして。
そんなこんなで縁の強いやつは
指にくっつけたまま連れて帰ってきたりするんですね
大きい虫かごに入れてスイカの皮与えてたりします

そんなクワガタたちがこの季節になると4,5匹にもなってたりして

クワガタって、特にメスなんかは
小さいし、ただ黒いだけで取り立てて特徴もなくて
ゴの付く虫に似てたりするんですよね
別に綺麗とか格好良いとか無いわけで
実は最初あんまり触りたくなかったんです

でも連れてきた子だから
毎日餌やってかごの中に木の枝でブランコとか作って
それ乗ったの落ちたの、スイカが酸っぱくなったのと
一日なにくれとなく世話をしてやるわけです
結構顔もわかってくるんですよね
今でもそんなに積極的に触りたいわけじゃないですけど
でもうちに居る子らは可愛く見えるようになってきました

だから
なにさっていうと

だからようするにですね
綺麗でも格好良いわけでもなく
何かの条件において他より優れているということもなくて
ただうちに居て私が大事にしてやってる、という、それだけで
「うちのクワちゃん」なんであって
「ちょっと怖いかも。あいや、でも可愛いかも」とか思ってるわけです
可愛いような、でもゴのつく虫に似て怖いよね、というのかね
それでも連れてきたし、長生きさせたいわけです

ただ私が大事にしようと決めたことと
ただ私がそれのために時間をかけている
ということ以外には
大事であることの根拠って何もないんですけども

そういうおとぎ話は「星の王子様」で読んだからもういいよ、って言われたら
まあ、その通りなんだけど^^

でも「大事」とか「かけがえのない」とかいう感情って本当に
「他より優れている」とか「何かの理想にあう」というところからくるんじゃなくて
殆ど根拠もなく「大事なんだ」って決めて
それに対して闇雲に時間を使う、という、
ただそこからだけ来る、ってのは確かですよね。

いっつも何に対してもそういう気持ちでばかり居られるわけでもないですし
それで全てが語れるわけでもないですけども
でもやっぱり生きていて「かけがえのなさ」ってのは
「理想」に宿るわけじゃない、って
わりと日常レベルで思うんですよ。

これまで生きてきて
もっとも長い時を費やした対象って
結局は「私」なんですよね

それで充分じゃんか、っていうふうに、
思う日もあり

もちろん
心が波立つ日もあり。
それで
ええじゃないか。

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コメント

確かに・・・・好き、愛してる、って理屈じゃないんですよね。ただ好き。それだけ。シンプルなことなのに忘れてました。思い出させてくれてありがとう。

あゆさん
シンプル、ですよね。まさに。
好きな理由って沢山挙げられることもありますが、
でも同じ条件だけ別にそろえて「さあ条件は一緒だからこれも好きになりたまえ」
って言われてもそれは無理だったりして。
やっぱり条件じゃない、何か別のものを好きになってるわけですよね。

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