悲しみは
今日は私の好きな詩人谷川俊太郎さんの作品の紹介などしてみます
29歳の時の詩集「あなたに」より
悲しみは 谷川俊太郎悲しみは
むきかけのりんご
比喩ではなく
詩ではなく
ただそこに在る
むきかけのりんご悲しみはただそこに在る
昨日の夕刊
ただそこに在る
ただそこに在る
熱い乳房
ただそこに在る夕暮れ
悲しみは
言葉を離れ
心を離れ
ただここに在る
今日のものたち
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