インスタント・ラーメン
季節性うつ、なんて言葉もありますが
私も寒くなって日の短くなるこの時期は
基本的に気分が低めに推移する体質です。
今日あたりは実のところ目覚めていきなり動けなかったわけで、
本当に布団の中で悶々、という世界の住民で
具体的な欲求として、かなりお腹が空いていたんですが
何を想像してみてもどうしても食べたくなかったわけですね
季節性うつ、なんて言葉もありますが
私も寒くなって日の短くなるこの時期は
基本的に気分が低めに推移する体質です。
今日あたりは実のところ目覚めていきなり動けなかったわけで、
本当に布団の中で悶々、という世界の住民で
具体的な欲求として、かなりお腹が空いていたんですが
何を想像してみてもどうしても食べたくなかったわけですね
またやってます。
色々手を出してしょっちゅう企画倒れしているノラです。
まだやります。
Unbearable Weight: Feminism, Western Culture, and the Body
以前、かなり手間をかけた割りに挫折した
この本の輪読ですが、もう一度、反省点を踏まえてやり直したいです。
「コーラダイエット」という、こんな方法があるらしい。
ある女子高生が一ヶ月で五キロ減を達成した方法。 朝、昼は普通に食べ、夕飯をダイエットコーラ一缶にします。 炭酸でお腹がふくれるため、意外と空腹感はないとか。 銘柄によりますがダイエットコーラは一缶で30キロカロリー未満。 発案者は山田邦子さんだそうですが『トカクニベルト』以来かなり飛ばしてますね。「どんどんヤセグセがつく本―絶対ヤセる・100通りの超ダイエット法
「できるだけうまいものを食おうと思って」
という言葉が好きです
妙な座右の銘だな(笑)
なんで好きかって
好きだった人の好きだった事だからなんですけども
・・・そういう可愛らしい話は今更いいですか、そうですか。
26歳、札幌で会社員をしていたときの私のブログ記事から
「できるだけうまいものを食おうと思って」というタイトルのものを見つけたので
それを転載します。
未だに思い出すたびになんていい言葉なんだろうか、
と思うことです
「できるだけ美味いものを食おうと思って」
(なんでそんなふるいネタ持ってくるのかっていうと、
記事ネタが夏枯れだからなんですけども、
でも話としてもとても愛着あるんですよ、ワタクシ)
せっかく食べ物にこだわりある人生なのだから
食べ物が持つ感情とか、物語とかに
敏感になるともっと心の動きがよく見えてくる
っていうことを、私は結構思っていまして
だから食べ物にまつわる思い出なんかも、
思い出すとほつほつ書いたりするんですけども、
他の方のブログからとっても美しいと思った
(と言ってもよいのかしら、ご本人様にはつらかったことのお話なんですが)
食べ物物語をご紹介します。
表現力の多彩さの面においてひそかにお慕い申しあげる
芙蓉さんのブログなんですけども
「びわを振る舞われるまで」というエントリです。
先に読んで→「びわを振る舞われるまで」
自分のために心を込めて食事をしたいと思ったら
まず箸置きを選んでみてください、と私は思う
比較的安価で季節感のある
とても素敵なものが沢山ある
少したまると、食事のたびに気分で選べるようになる
自転車で一人旅をしていたころ
時々知らないお宅で食事に呼んでいただくことがあった
「泊まっていけ」とか「食事をしていけ」とか
初めて会う人に方々で随分親切にしてもらった
食卓の風景として一番印象に残っているのは
ある田舎で酷く腰の曲がったおばあちゃんに朝食によんでもらった時のことだ
食べ物というのは
命になるもの、エネルギーになるもの、
心に寄り添うもの、
心身を支えるもの、だと思うのだけど
世の中にはイメージ的に言って
あんまり役に立たなそうな食べ物ってものもあって
その名も「ジャンクフード」と呼ばれたりするけれど
私はジャンクフードの暴食って
「楽しいなあ」と思うし
遊びとして、時々ぜひやりたい
パソコンに向かっていると
少しずつお腹が空いてくる気がする
気がつくとなんとなく、
オナカスイタナ、と独り事を言っていたりする
オナカスイタナ・・・・?
ちょっと手を止めて考える、
もうちょっと待ってみる
気がつくと、もう少し大きな声でオナカスイタナ、と呟いている
手を止めてちょっと考えてみる
ほかほかの白ご飯が食べたい
光ってて湯気が出ていて柔らかくてこっちみて笑ってるような
ピカピカしたご飯が食べたい
では、いざ
とやおら台所へ向かう
私は炊飯器を持ってない
炊飯器は信用ならんと勝手に決めていて
飯ごうでご飯を炊く
飯ごうで炊いたご飯は美味いし
飯ごうは旅行にだってもっていけるし
飯ごうは形も格好いい、と決めて
私はご飯は飯ごうで炊くのだ
サリサリサリ・・・とお米をといで
水を適当に塩梅し、火にかける
小さく切って瓶に入れてあるダシ昆布を取り出して
水に浮かべる
ゆるゆる沸かしながらゆっくりだしをとる
沸騰したら少しだけ味噌をとく
本当に美味い昆布で作る味噌汁には実は必要ないのだ
山わさびを出して
金のおろしの細かい方でごりごりする
からいー、からいー、目玉がからいー
と泣き喚き涙ぐみながら
それでも丹念にごりごりごりごりわさびをする
ご飯が炊けたら飯ごうをひっくり返して少し蒸らして
その間にお気に入りのランチマットを敷いて
箸をそろえる
お醤油、小皿にいれたわさび、
あらかじめ切って瓶に保存してある海苔、生卵
昆布だけがひらひらと浮いた実のないお味噌汁
真っ白の湯気立つご飯
ひたすらご飯を食べるためのおかずでご飯を食べる
「いやあ、うまい」と言い言い食べる
お味噌汁を飲む
ひたすら昆布のうまみを味わうためだけのお味噌汁を飲む
「うーん、うまい」
と気がつけばうなっている
いやあ、なんでこんなにうまいんだろう
と言い言いおかわりをする
ほんっとうまい
と言いながら食べ終わったら、
あんまり美味しかったのでしばし呆然とする
それから
自然に両手が顔の前に上がってきて
子どものようなゴチソウサマ
心も身体も美味しかったご飯というのは
不思議なことだけど
何か「良いこと」をしたかのような気になる
なんかとってもよい時間を過ごしたんだぞお、と思いながら
お茶碗を洗う
血の中を流れてきた命の力が
お腹の辺りで楽しそうにぴょこぴょこ踊っている
「今日のご飯はほんっと美味しかった」
と、もう一度言ってみる
白いご飯が沢山食べたかった日の朝ごはん
以前勤めていた会社には
夜の九時から朝の九時までの12時間勤務が四日間連続
という夜勤が月に一回あった
ただでさえ赤ん坊のようによく寝る体質の私には
これがなかなか辛かった
夜勤四日が明けた朝は
長期計画の脱獄が成功したかのうような開放感と疲労があって
とりあえず、早く帰ってゆっくり休みたい
というのがまず先にあるのだけど
これがまた不思議なことに
必ずファーストフード店によって
フライドポテトの一番大きいのを食べずには帰れなかった
営業時間に早ければその辺でふらふらして時間を潰してでも
是が非でもフライドポテトを食べて帰ったのだ
母は「食事は作業」と私に言っていた
時間がきたら必ずしなければならない義務で
自分にとっては感情を伴う経験ではない
ということを宣言したかったのだと思う
19歳の、大学に入ったばかりの頃でした
食パンを買ってくると
それを一回で全部食べてしまうことに気づいたとき
なんだかおかしいぞ、と思いました
いくら何でも食べすぎだろうと思ったので
一枚だけ食べよう、と決めるのですが
どういうわけか一袋食べ終わるまで止まりませんでした
こどものころ
家の近くに美味しいパン屋さんがあり
いつもそこで食パンを買っていました
一斤買うと、はじっこの耳の部分が二枚でます
それはいつも母が真っ先に食べていました
だから私は耳の部分を食べたことがありませんでした
「食べ物の好き嫌いある?」と聴かれると
「子供のころからなかった」と
ずっと答えてきました
そのことに
「あれ?」
と思ったのは
本当にごく最近のことでした
私が、中学生くらいの時だったでしょうか
母と私と二人きりの週末のお昼でした
二人だけなので食事の準備をする気にはなれず
たまたまふたつあったインスタントラーメンを作って食べました
味噌味と醤油味がひとつずつ、でした
チョコパイという、ひどく甘いお菓子があります
いくつかのメーカーから似たようなものが出てますが
私が子供の頃、森永のチョコパイが
盛んにTVのCMで流れていました
少し高い部類のお菓子だったのですよ
家はあまり裕福でもなかったので
食べさせてもらったことはなく
食べてみたいなあ、とCMを見るたびにいつも思っていました
私が食べ物の問題を解決しはじめていた頃のお話です。
精神面以外にも経済面でも様々な問題が起こっていて
その頃私は就職活動をしていました。
第二新卒というには年を取りすぎていて
さりとて何の技術も資格もない
「使い物になるのかどうかよく分からない女の子」として
私はいくつもの会社を面接を受けて廻りました
面接がとてもいやでした
ただでさえ自分に自信が持てないところなのに
知らない人に
「こいつは役にたつのかどうか」という目でじろじろ見られるなんて
もう本当に嫌でした
面接に行くたびに
私はいくつもシュークリームを買いました
地味な色のリクルートスーツを来た若い女が
200万都市の街中の道を、シュークリームを齧りながら歩くんです
ものすごーく、ヘンです
おかしいし、格好悪いです
シュークリームって齧ると中からクリームがはみ出てきたりしますよね
アレを街中でわざわざ歩きながらやってるわけです
恥ずかしいですねぇ
その頃の私はもう少し食べ物に傍にいて欲しかったんです
その日「面接」に行くために
あまりにも沢山の勇気が必要だったので
手を伸ばして自分を甘やかしてくれるような感触のする
甘くて柔らかくてとろけるような甘いお菓子に
傍にいて欲しかったんです
それが勇気付けてくれるのを感じながら
知らない会社への道を一歩一歩進んでいったんです
私は勇気と自信が足りなかったんですが
勇気と自信が足りないまま人生をはじめることを決めたのです
生活の中に食べ物の問題があるときもそうだし
食べ物の問題を解決してからも
人生はあらゆる一瞬一瞬で逃げるか向き合うかの選択の余地があります
いつでも
逃げるための理由は百万くらい見つかるでしょう
「十分に痩せていない」
「十分に強くない」
「十分に美しくない」
「十分な能力がない」
そう、準備が足りない、といえば良いのです
「準備が終わって私が完璧な人間になったらそれをはじめよう」
と言えばいいのです
向き合うための理由は単純です
自分が自分として生き生きとして生きていたいからです
強迫行動の中に逃げて隠れて自分が誰なのかもわからないような人生ではなく
生きて生まれてきた自分というものを謳歌したいという
自然な欲求があるからです
生きることは
いつも準備不足で格好悪いです
リクルートスーツで歩きながらシュークリームを食べるほど
格好悪くて滑稽で傷つきやすいです
過食が消えても
痩せても
美しくなっても
どこまで行っても
人生は滑稽で傷つきやすいものです
どこまで準備しても
準備は終わりません
生きている限り
「昨日より良くなる余地」があるからです
人間は成長するんです
完成するものではありません
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