HOME摂食障害の本などのご紹介

2008年03月28日

うさぎの行きあたりばったり人生 レビュー

面白いのでまた中村うさぎさんを読んでます。
すごく面白いんだ、この方。

うさぎの行きあたりばったり人生 (角川文庫)
うさぎの行きあたりばったり人生 (角川文庫)


華々しく買い物依存症をやり、
借金ばかりふくらんで
それでも買っちゃう、止まらない、というときに
なんと、自宅から五分のところにある斉藤学さんのクリニックに行くんですね。

そこで「摂食障害」「アルコール依存症」「薬物依存症」「ギャンブル依存症」「セックス依存症」「テレビゲーム依存症」などなどの人たちとともにグループセラピーに参加します。

で、結局、「合わない」ということで一ヶ月でやめるんですけど
その時の文章です。

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2008年03月19日

「美人になりたい」レビュー

この本、すごく面白いです。
中村うさぎさんが、自分の美容整形について語ってます。

美人になりたい―うさぎ的整形日記
美人になりたい―うさぎ的整形日記


ご本人は結果としては、「整形してよかった」と思っているようですが
それは「綺麗になって自信がつきました!」みたいな
ビューティーコロシアム張りの薄っぺらな美容整形の宣伝ではなくて、
本当に、整形を足がかりにして
あくまでも見てるのは「リアルな自分自身」なんですね。
それがとても面白い。

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2008年01月21日

お知らせ

そんなこんなで、なんだかんだで
「拒食症・過食症を対人関係で治す」
読んでる途中なんですけども、
途中のまま唐突に一時中止します、すいません。

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2007年12月27日

摂食障害は病気か 2

以前も全く同じテーマで書いたことがありましたが
(参考記事→摂食障害は病気か
もう一度書いてみようか、と思ったことです。


「拒食症・過食症を対人関係で治す」の中では
摂食障害は「病気である」という明確な位置づけをとっており、
摂食障害をもつ本人のことも「患者」というふうに呼んでいます。

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2007年12月24日

拒食症・過食症を対人関係で治す 7

第七章 家族にできること

最近「家族」や「恋人」として摂食障害の回復に立ち会っている立場の人からも
メッセージを頂くようになりました。
何かの参考になれば、と思います。

私が興味深かったのはひとつは
<「どうして」で始まる質問も要注意です>という記述。
「どうして~なの」って一見話あってるように見えるのですけど、
「あなたがこうすると、私はこう感じるので、
だからこうしたい」とかいう、本来の話しあいからはかなり遠くて
自分の感情とか考え方をはっきりするのを避けて
なんとなく相手だけ操作しようとしてるみたいな
非常に丸投げっぽい感じがしますよね。
「どうして」といわれるたびに、責められてる、という気持ちを持つ人って
多いような気がします。

<自分の悩みを聞いてもらいたいときは患者さん以外の「聞き役」を確保してください。>
というのも、興味深かったんですけども。
自分の経験を考えるとね、
たとえばこれが私と母であれば、
母にとって衝撃の発想だと思うんですよね。
「自分の悩みを話すのに娘以外の相手がいるわけないじゃないかー」って。
そういう母娘って、実は多いのじゃないかな。
これができる環境だったら、私もなんだか色々違っていたんだろうな、
って、思いますね。

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2007年12月21日

拒食症・過食症を対人関係で治す 6

第六章 摂食障害の治療に必要な考え方

どういう考えで治療に取り組むか、どういう流れで治療が進むか、
についての章です。

以前話題になった「重要な他者に告げる必要性」についても言及されています。
伝えるべき事項は
「病気であること」
「コミュニケーションの練習が治療になること」
「今まで伝えられずにいた具体的な理由」
という三点が挙げられています。
そのような話し合いのうえでも分かり合えない例については
後ほど具体的な対人関係療法の記述の章でまた出てきます。

もうひとつ、最近私が個人的に調べている摂食障害に使われる薬についても
具体的な薬剤名はありませんが、
症状の中のどういった部分に効果をもたらす場合があるか、
ということが記述されています。
自分が服用している薬が、どういった効果を期待して処方されているものなのか
理解するのに少し参考になれば、と思います。

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2007年12月20日

拒食症・過食症を対人関係で治す 5

第五章 拒食のメカニズム

拒食症について、です。
いつもこのサイト、情報が過食の方に偏りがちになってしまうので、
このように理論的にしっかりわけて拒食症について詳しい情報があるのは
とても参考になります。

拒食症の人の「痩せたい気持ち」と
過食症の人の「痩せたい気持ち」の差について
普段頂くメッセージなどから考えて、私もなるほどな、と思う部分多いです。

回復期に過食症に移行するタイプと、
飢餓に対する単純な反応としての「回復のため過食」だけですむタイプ
との違いについても述べられています。
ここでは「冒険好き」のスコアが高いかどうか、を目安としています。
具体的にはクロニンジャーのモデルに従った性格テストというのは
私たち自身ではできませんが、
自分自身の「やせたい気持ち」の性質を、
この理論にのっとって考えてみることで、ある程度自分でもわかりそうです。

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2007年12月16日

拒食症・過食症を対人関係で治す 4

第四章 過食のメカニズム

「むちゃ食い障害」についての記述が出てくるんですが、
著者によると<過食症の人たちとはちがって、「やせたい気持ち」がそれほど強くありません。>という分析なんですね。
ほおぉ、と思いまして。
頂いたメッセージなどを思い出してみると、
「食」や「体型」という点で悩みを持っている人の中にも、
確かにそういう人が居るなあ、と思いました。
「やせたい」と「太るのが怖い」は少し違いますが、
「やせたい」と「太っているのが嫌」というのも少し違いますよね。
たぶん、男性治療者などから見るとこのあたり、全部一緒になるんじゃないかという気がしますが、これは違いますよね。

最近では摂食障害ではない人も、結構このサイトを見てくださっています。
「拒食症」とか「過食症」とか、そういう分類ではないんだけど
「なんか気になって」というところで見てくださっていると思うのですが、
私はそういう声もお伺いしたいですんよね。
「なんか気になって」の「なんか」のモヤモヤしたあたりをね。

このサイトを運営するうえで摂食障害というテーマはひとつあるんですが、
同時にそれを越えたい、というのか、
私たちがアイディンティティをもつのに「何かしらビョーテキなものである」
という必要は全然ないわけですから、
なんというのかな、私たち自身でどんどん摂食障害の
カテゴライズからはみ出していっていいな、ってことを思うんですよ。

っていう前置きを書いていると本書と全然関係なくなってしまいましたね。
まとまらないまま、今日は「第四章 過食のメカニズム」の概要です^^;
(まとめる努力をせぇよ、と。笑)

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2007年12月13日

拒食症・過食症を対人関係で治す 3

第三章 病気を作る「性格」

性格分析について説明している章です。

読んでいて、ああなるほどね、と思いますね。
生まれ持った性質そのものは長所でも短所でもなく、
環境によって左右されて長所として出たり短所としてでたりする
(道徳的な「良い/悪い」じゃなくて、生きやすいか生きにくいか、という
生きていく上での損得に近い感じですね。)
というのを、凄くすぱっとわかりやすい言葉で書いてあります。
私みたいなずっと文学読んでいて、
人の心というのは「ぐちゃぐちゃ」した言葉だけで表されるものだ、
というふうに基本的に思ってきた人間には、結構新鮮です。

諸刃の剣、というのか、
たった七つの因子で全部が「わかった気」になってしまうと
それはまた危険な気がしますけども、
混沌としてしまったものを整理して新しい方法を考えるための道しるべとしては、
結構興味深いと思います。

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拒食症・過食症を対人関係で治す 2

先日の記事「身近な人に伝えたくない気持ち」において、
意義のあるコメントをたくさん頂きました。
読まれていない方、ぜひ目を通してください。

もう少しこのままこの気持ちについて語り合いたくて
記事も書きかけたのですが、
いかせん自分の事は棚に上げて、
「とにかく皆さんは頑張ってコミュニケーションしてください」
と意見を押し付ける、という究極の悪行をしたくなるので^^
一旦この話は置きますね。
度量が小さくてすいません^^;;
またもう一度本の流れに沿って概要説明に戻ります。

今回のような話に直結する話題、
コミュニケーションの試行錯誤の結果、
「役割期待の見直し」(ある部分”あきらめ”です)や
コミュニケーションの試行錯誤の結果としての「離別」という決断
などについて具体例として第八章「対人関係療法--摂食障害を本格的に治療する」
という章で出てきますので、このときにまた頂いたコメントも踏まえて
掘り下げられたらいいな、という気がします。

もしかしたらこのシンドイ気持ちをどこまで身近な人と共有するのか、
というのが、対人関係の最大の山場かもしれないですよね。
諦めどころと頑張りどころを見極める、というのか。

私の方でも順に整理しながらじっくり考えみますので
コメントくださった皆様も読んでくださった皆様も
またぜひ実体験を通して考えて、ご意見も頂けたら嬉しいです。

今回は「第二章 摂食障害とはどんな病気か」の概要です。
大体みなさんご存知の内容と思いますが、まとめてみます。
「拒食症」に関する分類が人によっては少し目新しく感じるかもしれません。

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2007年12月10日

身近な人に伝えたくない気持ち

先日の記事「拒食症・過食症を対人関係で治す レビュー1」の中で
コメントを頂き、私も「うーむ」と思った点について

「身近な人に告げたくない、干渉されたくない、自分で治したい」
という思いについてです。

これ、なぜ「うーむ」と思ったか、というと
私自身が「きわめて個人的なこと」として過食症を捉え、
それで結果として今の「治った」という状態にいるからなんですよね。
私も積極的に「誰とも分かち合いたくない」と思ってました。

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2007年12月08日

拒食症・過食症を対人関係で治す 1

第一章 回復を妨げてきた「常識」

最近随分更新の間が開くようになってしまいました・・・^^;
日がたつのが早いですねぇ・・・。

ご紹介する、と言ってから時間がたってしまったこの本です。

拒食症・過食症を対人関係療法で治す
拒食症・過食症を対人関係療法で治す


家族の方に読んでもらったら理解してもらえた、
というようなメッセージも、個人的に何件か頂いています。
非常に分かりやすく、理論的で的確ですし、
自分も、周囲も、摂食障害についてどう表現したらいいのかわからず
闇の中にいるような気持ちでいる人には、
自分と、それから身近な人間関係を作っている人にも、
読んでもらうのにお勧めします。

連載で概要を紹介していきますので、
納得できる部分あったら、ぜひ手に入れてみてください。

今日は第一章の概要です。
今まで摂食障害にまつわる「常識」とされてきたものを
具体的、理論的に考え直すことでもう一度
摂食障害、というものについて考えてみることができます。

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2007年11月19日

「ヘアスプレー」レビュー

ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)
ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)


「ヘアスプレー」見てきました。
ええとですね、とりあえず、
今公開されている地域の方は見てきてください^^

私、画面そのものの印象と
「ビックサイズの女の子のシンデレラストーリー」
という売り込みから考えて
「キュートなおでぶちゃんが魅力的に歌って踊る楽しい映画」
なんだろうな、というくらいの認識で見てきてしまったのですが、
単に「楽しい」「ワクワクする」を超えてぐっと来ました。

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2007年11月07日

「ギルバート・グレイプ」レビュー

ギルバート・グレイプ
ギルバート・グレイプ

「ギルバート・グレイプ」は映画が有名ですよね。
映画の方も、結構好きな作品です。

分かりやすく書かれているので
映画「ギルバート・グレイプ」のamazonの商品紹介からあらすじを引用します。

身動きできないほど太ってしまった過食症の母、18歳で知的障害をもつ弟アーニーと、2人の姉妹。田舎町アイオワ州エンドゥーラで、亡き父の代わりに一家を支え、希望や夢を抱く暇さえない日々を過ごすギルバート。だが、自由で快活な旅人ベッキーとの出会いが、彼の心に少しずつ変化もたらした。
大切な絆だが、ときに束縛にもなる「家族愛」を切り口に、ギルバートの青春の一片をみずみずしく描いた感動作である。

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2007年11月06日

「伊藤ふきげん製作所」レビュー

伊藤ふきげん製作所
伊藤ふきげん製作所

私は斉藤学さんの本でこの伊藤比呂美さんの名前はお馴染みでした。
摂食障害であった人、そして詩人になった人、
という知識しか、実はなかったのですが。

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2007年11月04日

拒食症・過食症を対人関係療法で治す

拒食症・過食症を対人関係療法で治す
拒食症・過食症を対人関係療法で治す

摂食障害に関する名著(だと私は思う)
『やせ願望』の精神病理~摂食障害からのメッセージ
が絶版により手に入りにくくなっていて、このサイトでも復刊への協力を募っていたのですが、
(→参考記事:絶版になった参考文献の復刊リクエストのお願い 
内容を大幅改訂して、紀伊國屋書店から新しい本として出版されました。

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2007年10月30日

「ダイエットやめたらヤセちゃった」レビュー記事ご紹介

ボディ・フリーイングのバナーも掲載してくさった明季さんのブログ
明季のさらさら喜怒哀楽にっきですが、

ダイエットやめたらヤセちゃったのレビュー記事があります。
ここ→ダイエットやめたらヤセちゃった―アンチダイエット・スリミングの魔法
明季さん自身が、読んで目からウロコだった、
かつ、なんか元気になってきた、
というので、私が書くより新鮮なレビューだなあ^^って思いました。

理屈でなくて、体感として、
「ダイエットっていらなかったんじゃん!!」
っていう声を聞くのって、嬉しいですよね。

ダイエットやめたらヤセちゃった―アンチダイエット・スリミングの魔法 (sai books)
ダイエットやめたらヤセちゃった―アンチダイエット・スリミングの魔法 (sai books)

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2007年10月27日

「摂食障害体験マンガ」のご紹介

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とりあえず明後日引越しで、何が何だかわからなくなっているノラです。
引越しってのは、深い感情が出たり消えたりするもんですね。
生きてきた中で引越しの回数は、結構多いほうだと思うんですが、
引越す度に「これから先の生活において、何を捨て何を持ち続けるか」という
メンタル部分とにらめっこする性格です。
あまり実務的な人生には向いてないのが明らかで^^;;
今日は遁走のための酒に酔いながら書いてるので、
自分の文章が不安です。乱文ですみません。
(弱いんだから、呑むなよ・・・)
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とくに参考文献が手元にない本日、
素敵な新生サイトのご紹介です。

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2007年09月29日

いつまでもデブと思うなよ レビュー2

レビュー1からの続きです。

「とにかく痩せてるといいことあるから痩せよう」という話が
本の半分ほど続いてから、
じゃあ、自分がやったレコーディング(記録する)ダイエットとは
こんなもの、という話に入っていきます。

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2007年09月27日

いつまでもデブと思うなよ レビュー1

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)

結構、面白かったです。
著者さんのブログもありまして
レコーディング・ダイエットのススメ
50キロ減量して普通サイズの洋服が買えるようになって、
新しい服買ったり、髪を切ったり、眼鏡をかけたり、
というのを楽しんでいる様子が綴られているのがほほえましかったり、します。

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2007年09月26日

「私という病」レビュー

私という病
私という病


「『ああ、お願い。誰か、私に欲情して』
女としての価値を確かめるため、私はデリヘル嬢になってみた」

という帯がついてます。

これがね、なんとも、私にとっても解けない謎、なわけです。
『ああ、お願い。誰か、私に欲情して』、という
言葉の意味そのものは凄くわかるんですけども、
その気持ちって、どっかで物凄く自分を傷つけるものである、
という感覚ももってるんですね。
でも、その感覚を手放したら怖いことになる、という気持ちも持ってる。
かなりこんがらかっているので、
普段あまり積極的には自分に問わないんですけども、
『ああ、お願い。誰か、私に欲情して』というコピーは
私にとって凄い謎かけです。
(これ、たぶんもっと刺激を抑えて言うと
女性誌に出てくる「めちゃモテ!愛されメイク!」とかいうのと、
同じ意味になってくるんですよね?違う?)

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2007年09月06日

「美女入門」レビュー

美女入門
美女入門

ルンルンを買っておうちに帰ろう」が面白かったので
もう少し読んでみようかな、と思って図書館に行って見つけたのです。

うぬ、よく売れた本らしくて
お好きな方も多いかと思うんですが、
私は・・・期待はずれでした

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2007年09月03日

ヒガミ、ネタミ、ソネミ (「ルンルンを買っておうちへ帰ろう」より)

ルンルンを買っておうちに帰ろう
ルンルンを買っておうちへ帰ろう

まえがきからして、
「この人おもしれぇ」と思って涙ぐんだりするんですけどね(泣くなよ)。

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2007年08月20日

へルタースケルター

ヘルタースケルター
ヘルタースケルター


以前ご紹介した安野モヨコつながりで紹介してもらったものですが、
これも、全然ハッピーな気分にはならないマンガです^^;
非常に興味深いけど、読むの辛いです、
と思いつつも二回読みました。
読むのつらい以上に書くの辛かったろうなぁ。

へルタースケルターってビートルズの曲らしいですね。
そうとうに騒々しい曲だそうです、
私も聴いたことあるかもしれないけども
ちょっとピンとこない、どんな曲だったかしら。
もともとの意味は
でっかいらせん状の滑り台のことだそうです。
それから、混乱、狼狽、というような意味もある。

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2007年08月18日

絶食療法 (「過食症からの生還」より)

「ダイエットをやめなくても摂食障害は治るのではないですか?」
というご意見に対する参考文献紹介シリーズです。(勝手にシリーズ化)
参照記事
摂食障害とダイエット
鈴木式

摂食障害の治療にあたって「ダイエット」という要素には全く注目しない
治療理論のご紹介です。

過食症からの生還―私は絶食療法で克服した (ビタミン文庫)
過食症からの生還―私は絶食療法で克服した (ビタミン文庫)

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2007年08月15日

鈴木式 (「過食・拒食からの脱出」より)

以前「ダイエットをやめなくても摂食障害は治るのではないですか?」
というご意見をいただきました。
(参考記事→摂食障害とダイエット
たしかにそういった考え方もあるのですが、これまで殆ど紹介してきていなかったので
過食症から回復することと、ダイエットに成功することをあまりわけて考えていないタイプの
参考文献をひとつご紹介いたします。

過食・拒食からの脱出―トキノ会10万人のデータからの処方箋 (ノン・ブック)
過食・拒食からの脱出―トキノ会10万人のデータからの処方箋 (ノン・ブック)

間違ったダイエットはかならず過食・拒食を引き起こす、
だから正しいダイエットをしなさい
正しいダイエットとはつまり鈴木式食事法である、
というふうに書かれた本です。

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2007年08月14日

モヨコ・ワールド考 (「美人画報」より)

安野モヨコさんの本は
「怖い」「トラウマ」「嫌い」
という声も実は結構頂いております。
これはこれで興味深いので、ちょっと引用してしまいます。
コメント、メッセージくださった皆様ありがとうございます。



美人画報
美人画報
美人画報ワンダー
美人画報ワンダー
美人画報ハイパー
美人画報ハイパー

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2007年08月13日

キレイな方が女は生きやすい? (「美人画報ハイパー」より)

美人画報ハイパー
美人画報ハイパー

読んでみました。


私ね、
化粧したこと無いし
顔は水で洗うし
銭湯行くときは手ぬぐいと固形石鹸しかもっていかないし(神田川?)
ヒールもブーツも履いたことないし
スカートも(ほぼ)履いたことないし
ようするに、こういう本読んでも
出てくる名詞がほぼ理解できない人なんですけども

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2007年08月03日

デブのひがみ (「女はなぜやせようとするのか」より)

実は前にも一度こっそり書いたことがあるんですが
私は「ダイエットをやめて自由になる」という主旨のサイトを運営するのに充分なほど
痩せてないんじゃないか、とずっと思ってた、わけです

あまりにも取り組むのがややこしい矛盾なのであまり意識には上らせないようにしてたんですけどもね
「ダイエットをやめて自由になる!」と、充分な説得力を持っていうには
(いや、説得したいわけじゃないけども、話をちゃんと聞いてもらうためには、だね)
「美容体重」で、私が「美人」で、そういう余裕(「私は完全に満足していて幸せよっ」)
をたっぷり漂わせてないといけないでしょう、
と思ってたんですね

だから論理的には言ってることと思ってることが完全に破綻してるわけで
でも、そういう矛盾を抱えたままものを言う権利もあるでしょう、
と思ったからサイトを続けたわけですけども。

みんなは凄く興味を持っているのに、
私がこのサイトであんまり具体的な数字というのを取り上げたがらないのは
ひとつには過剰に数字に拘るのが(何キロで何センチでBMIがいくつで今日は何をいくつ食べました・・・など)それ自体強迫観念的だから、
と思っているところがあるんですけども、
もうひとつ、数字を扱わなければ自分のボディサイズについても触れなくていいから
っていうのは、はっきり言ってあるわけですよね。
なんだ、この人私よりデブじゃん、と思われたら私の言ってることの半分くらいは信憑性がなくなるでしょう、
という観念もどこかにあったわけで。


そういうことを考えたときに思い出した、ひとつ面白い文章があるのでここに引用してみます

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2007年08月02日

脂肪という名の服を着て レビュー2

脂肪と言う名の服を着て 完全版
脂肪と言う名の服を着て 完全版


レビュー1から続いています。

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「脂肪という名の服を着て」 レビュー1

脂肪と言う名の服を着て 完全版
脂肪と言う名の服を着て 完全版

コミックです。
タイトル読んだだけでも凄い感じがしますけど
中読んでも凄かったですね。

うん、明るい気分にはならない。
というか、本当に身に覚えのある人はちょっと辛くて読めないのじゃないか、
という気もします。
悲しみを心に押し込んで無茶食いするシーンは私もやや気分悪くなりました。
非常に興味深い一冊なんですけど、
イメージによってトラウマ刺激されやすい人にはあまりお勧めできないので
私のレビューだけ読んでください^^

以下ネタバレです

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2007年07月13日

「なんにもしたくない!」 レビュー

なんにもしたくない!―ちょこっと、自分を、休ませてあげる本
なんにもしたくない!―ちょこっと、自分を、休ませてあげる本

みんな、やせることに失敗している」の森川那智子さんの本です。
デザインが白く飛んでしまっていて残念ですが、装丁もかわいい本です。

なんにもしたくない!って魅力的な言葉ですよね。
でもなんにもしないのって難しいです。
いつもいつもとにかく何かをしていることに
慣れ過ぎてしまっているなあ、としみじみ思うことです。
でもヨガなんかで意識的に何もしない、という状態を作り出してみると
ビックリするほど心と身体が軽くなったりしますね。

今日はこの中から、私が面白いと感じたエピソードを
概要にしてご紹介します

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2007年07月12日

誰が摂食障害を作るのか 11 私の感想

非常に面白く読んだのですが
分からなかった点も数箇所ありまして
すでに書いたのですが「家父長制的文化」というのが
ちょっとピンとこないというのが最大なんですが
あとは女性が社会的経済的資源を手に入れるのは
男性を通して間接的に行われる場合が多い、という記述などですね

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誰が摂食障害を作るのか 10 スリム教からの脱出 

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
第九章 スリム教からの脱出 を参照したものです※


長かったですが最終章です。

セルフヘルプ本は、フェミニズムの失敗の産物
というような評されかたであるのが面白かったですけど、
セルフヘルプ本って、どんなのかな
食べ過ぎることの意味―過食症からの解放
みたいなもののことでしょうかね

私は家父長制的文化、とか政治的抑圧とかがどうもピンとこないので
個人的な意見というのはこの本よりずっとセルフヘルプ志向
なんだと思うんですよね。
だから「うーむ、難しいなあ」とひたすら考えさせられるんですが。
でも非常に面白いですね。
そういう考え方もあるんだ、というのもあるし
そういう取り組みもありうるんだ、というのもあるし

自分の知識が少なくて判断基準がしっかりしてないので
ずっと、自分を「被害者」として取り扱ってしまいそうな
フェミニズムにあまり深くつっこむのが怖くて
結構周到に要所要所逃げてたんですけども
とりあえずここでまとめることでじっくり読ませてもらって
やっぱり面白かったです。

「むむむむ、ふーむ。うーん・・・」という感じでございます。

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2007年07月11日

誰が摂食障害をつくるのか 9 子供たち、男性たち

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
第八章 スリム教への新人勧誘 --少女、男性、エスニック集団の女性たち を参照したものです※

この章は低年齢層、そして男性にも広がる摂食障害について見ていきます。

男性でダイエットや食事に関して悩んでいる人も、いらしゃるんですよね。
女性に比べると随分少ないですけども、
「稀ではない」という風に私は感じます。
でも、その悩みについては殆ど語らない、ですよね。

以前、掲示板ですみれさんが書いてくださった書き込み、
転載させていただきます。
(すみれさん、ありがとう)

日曜日に 友達の仲間と飲んで 恐ろしい出来事に出会いました。 男の子なんだけど がっつがつあたしの目の前で食べて おにぎり3個に ビールも何倍も 膨れたおなかを 自慢げに見せて 「吐いてくる」とにこにこしてトイレに向かう。 あたしに「はき方教えようか?」って言う。 「やめなって 病気だよ、それ!」って言っても 「みんなやってるもん」って言う。 そしたら 周囲の何人かの人が 「俺もやるから 大丈夫だって」って言う。 あたし 何も言えなかった。 これが現状?? 本当に怖かった・・・

私も本当に怖いですが、
実際にこういうことが起こっているのだと、思います。

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2007年07月10日

誰が摂食障害を作るのか 8異常な食事から摂食障害へ

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
「第七章 異常な食事から摂食障害へ--拒食症と過食症の文化的背景」を参照したものです※

いつも若く美しく
美しいことはあなたの務め
いつも若く美しく
もしも愛されたいのなら

もしもあなたが賢いなら、身体のあそこからもここからも
運動して脂肪を追い出して
帽子なしに見られるときは
髪をきれいにカールさせて
(アニー・レノックス「キープ・ヤング・アンド・ビューティフル」)

7章はこのポピュラーソングの歌詞の引用から始まります。

amazonで視聴できます(11曲目)
Diva [from US] [Import]

Real Playerが必要です
Real Player の無料ダウンロード&インストール方法はここ
(無料版は分かりにくい場所にあるので気をつけて。)

個人的にはこの曲の雰囲気好きです。
美しいことだけが起こる楽しい夢の世界の出来事、として
こういったメッセージを聞く余裕が私たちにあれば
こういうウキウキルンルンメッセージって凄く楽しいと思うのだけど
「これが私の最優先の真実の世界であらねばならない」
と思ったときに、私たちの内側に今まで培われてきた世界がひずむのかも知れないですね。

さて、七章では「摂食障害がいかに普通の行動」であるかを語られます。
面白いのは「性的虐待、機能不全家族、肉体的虐待などの重大なトラウマをうけた心理病理学的な摂食障害者」と
「痩身崇拝の文化的メッセージによって作られた摂食障害に似た症状を持つ、普通に起こりうる無謀な摂食行動」を陸続きであるとは言え、基本的には分けている点です。
この分類は初めてみたような気がしますね。
なるほどぉ、と思いましたが、難しいので私の意見は保留しておきます^^。

それから「無謀な摂食行動を起しやすい時期」として大学、という環境に着目しているのも
なるほどぉ、とおもいました。
これは、私心当たりありますよ。
私にとっても、がくんと自尊心が低下した時期でした。

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【終了】「コミュニケーション不全症候群」プレゼント

コミュニケーション不全症候群
コミュニケーション不全症候群


なかなか面白いのですけど、私には全編にわたってまとめきる力量がないので
(なにしろ手塚治虫からやおい小説から森茉莉 からおタク文化までを
理解できるまでの下地そのものが私にはない。)
7月10日までプレゼント対象にします。

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2007年07月09日

誰が摂食障害をつくるのか 7 スリム教への入信

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
「第六章 スリム教への入信」を参照したものです※

100の質問を見ていて気づいたんですけども
「超スリムがいい」という価値観は社会的文化的に創られたものだ、
という風にはみんな思ってるんですよね。

でも、じゃあ今スリムになりたいと思っている人に対して
社会の方が「スリムがいい!」から「豊満がいい!」に変化したら
太ろうとするか、というと、意外と「太る」と言い切る人がいないんです。

(あ、もっともデータとしては回答数が足りないです。100の質問よろしく。
TB(http://nora.ddsystems.info/mt/mt-tb.cgi/1304)かメールで募集中。)

これ、理論で考えると
今現在「社会が痩せて居たほうがいいというから、自分がありのままの身体ではいけない」
と感じているのであれば
「社会が太っていたほうがいい」といい始めたら
「それでも私は太りません」というだけの根拠もない、
ってことになるんじゃないのかなって感じがするんですけども、
それが社会的に形成されたものである(相対的である)、ということを自覚はしていても
「痩せは良いこと」という価値観は心の中ではほぼ「絶対」に近いものになってる、んですね。
理論でいけばここでちょっと破綻してるんですけども
感情的にはまっすぐなんですよね。目指す理想に物凄く真剣で一途なわけで。

これが「スリム教」といえば、たしかにそういえなくもないのかな、って思ったりもしましたが。

うん、でも私の感じで言えば、もっと
「その人個人が痩せることや食べることに関してどういうことを感じ考えてきたか」
ということを知らないと、表面の行為だけ見て概論はできない気もするね。

ちょっと遊びでトップページにアンケートつけてみました。
リアルタイムで結果が見られるから、ついでに押していってもらえると興味深い。

アンケート一覧のページ
「スリムの流行に関するアンケート」あります。
ご覧ください。
アンケート解説はこちら→スリムの流行に関するアンケート

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2007年07月08日

誰が摂食障害をつくるのか 6 正しい体

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
第五章 正しい身体になるを参照したものです※

ちょっと概念的なお話が続いていて申し訳ありません。
掲示板でご意見いただきましたが
話はちょっと「・・・ヒトゴト?」って方に飛んでいますね。

この著者は「スリムなこと、美人であること、結婚」の間に
密接な関係があると信じる女性たち、に比較的注目しているんですね。

ただ、私が見聞きするかぎりでは
現代の女性たちのヒロインのイメージってのは
「有閑マダム」ではなくて「バリバリのキャリアウーマン」ではないか、
と思うんです。
金持ちの男と結婚して働かないでいたい、という意見って
むしろ少ないように思うんですよね。

どう考えも金持ちの男を通して富を手にいれるという必要のない
ダイアナ妃やカレン・カーペンターが摂食障害に命を削ったことを
私たちはなんとなく「わかる」わけですし。

だからそういう点の違和感などは私もあるんですけども、
最後にちょっと私の意見も入れたいな、とおもいつつ
読み続けていきます。
ご意見あったら歓迎中でございます。

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2007年07月07日

誰が摂食障害をつくるのか 5 からだビジネス

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
第三章/四章 「からだビジネスほど素敵な商売はない」を参照したものです※


女性たちが念入りに鏡を見ることは何を意味しているのかについて
それを「資本主義と家父長制によって作り上げられた鏡」ととらえる、批判的考察の章です。
問われるべきは
「理想的な基準に達するために女性には何ができるか」ではなく
「女性がほっそりした体に過度の関心を持つことから誰が利益を得ているのか」
「どのようにこの強迫観念は生み出され、促進され、維持され続けるのか」
である、という風にされています。

これらの観点はとっても興味深いのですが
個人的に言えば、私はここに
「彼女自身は、鏡にとらわれることからどのような利益を得ているのか」
「いかにして、彼女はそれを維持させるのか」
という謎もぜひとも入れたくなるんですけども
本書では個人的な原因に帰することは社会的な抑圧の構造を隠蔽する、として
ひたすら社会という規模での考察が続きます。

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2007年07月06日

誰が摂食障害をつくるのか 4 纏足、コルセット、ダイエット

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
第二章 男と女--精神と身体を参照したものです※

さて前回の予習記事3 予習:家父長制を受けての第二章です。

私はそもそも家父長制、にピンとこない人なので
第二章もピンとこなかったんですが
とりあえず忠実なまとめです。
「えー、それは賛成できないぞ」
と思った部分などあり、なのですが、
それはまた後でまとめないな、と思いつつ。
みなさんはいかがでしょうか。

纏足とコルセットが出てきますが
文学少女だった私としては
纏足の知識はパールバックの「大地」から
コルセットの知識は「風と共に去りぬ
から得たようなものですが
色々考えるためにまた読み直してみようかな、と思ったことです。
今思い出してみればコルセットした時のスカーレットのウエストは
43センチだったんですね。
太ももみたいな腰です。

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誰が摂食障害をつくるのか 3 予習:家父長制

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか
を参照したものです※

さて、困ったことに、
ここから本書は現在の女性の社会的立場を位置づける二大要素として
「家父長制」と「資本主義」を持ってきます。
何が困るかって、「資本主義」の方はたぶん実感で理解できるんだけどもも
「家父長制ってなんだっけかあ?」と思うわけであって、
ここでちょっと第二章の予習です。

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2007年07月05日

誰が摂食障害をつくるのか 2 拡がるスリム教

※この記事は「誰が摂食障害をつくるのか」より
第一章 拡がるスリム教 をまとめたものです※

この章ではまずはカルト宗教と摂食障害の類似点に注目します。
女性たちがいかにして、崇高な目的を達成し選ばれたものになるために
自分の身体を道具としているのか、について見ています。

カルト宗教との類似点と言われるとうーむ、
と思いますけども、「スリム教」って言われると妙にわかるような気はします。
強迫的行動はせめて何かにすがっていたい気持ち、
でもありますしね、そういわれてみれば共通点があるのかもしれないです。

この第一章を通してモデルケースとして出てくるのが
「金持ちと結婚するためにかわいくなければならない」
と感じる摂食障害の女の子の話が出てくるんですけども、
私は今のところはそういう願望を直接摂食障害の人から聞いたことがないし、
私自身はそういうこと夢にも思ったことがないんです。
だから、「女性の富への接近は普通結婚を通して間接的になされる」
という解説はちょっとピンとこないんですよね。

そういった点なども含めてみなさんはどうでしょうか

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誰が摂食障害をつくるのか 1紹介

誰が摂食障害をつくるのか―女性の身体イメージとからだビジネス
誰が摂食障害をつくるのか―女性の身体イメージとからだビジネス


この本の目立った特徴は
摂食障害を「スリム教」というカルト宗教にも似た
美の文化的メッセージに対する信仰だと定義する点です。

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2007年06月28日

マトモって面白いですか? (コミュニケーション不全症候群より)

下にあるのはダイエット情報誌FYTTEより引用した摂食障害の誌上相談の内容です。

「情緒不安定で、脱力感と気だるさに悩まされる毎日です。打ち込む目標があるにもかかわらず、寝ても覚めてもいつでもどこでも、頭の中身は食べることでいっぱい。  私は現在身長160センチで45kg。いつも太るのが怖くて、食べたい欲求を満足させるまで食べ、そのあとトイレで胃液が出るまで吐き出します。以前から普通に食べても吐くというパターンを4年ぐらい続けていて、今は限度なく食べるのでノイローゼ気味です。彼とのデートのときも何をどれくらい食べたらいいか決められないんです。  何も手につかず、一日中ダラけ、緊張感もなく、興味は食べものだけなんて生活から早く抜け出したいのにきっかけが見つかりません。このまま、落ち込んでノイローゼになりそうでこわいのです。」

この投書にたいして著者はこの相談者が「ノイローゼになりそう」
であることを心配していることに対して注目をします。
「今、すでに」ノイローゼの状態にいるにも関わらず、
彼女にとって心配なのは「今」ではなく「ノイローゼになる」ことである、
という点に関して取り上げている著者の考察を引用します。

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2007年06月27日

めちゃモテ考 (コミュニケーション不全症候群より)

ダイエット症候群について論じる本著の中に
FYTTEというダイエット情報誌の摂食障害に関する特集について
考察する文章があります。
過食嘔吐に四年間苦しんだ、という人の相談と、
それに対する専門のドクターの回答が引用され、論証されているのですが
ここではその相談に対する専門家の回答を見てみます。

「過度なやせ願望も、みんなからかわいがられたいという自己愛からくるもの。いつも、だれからにも好かれるためには、美しくなくちゃいけないし、そのためには太っちゃいけない--そんな気持ちが無意識につのり、太るのがこわくなるのです。  吐くから、限りなく食べるという無茶苦茶を平気でできるのです。吐かなければ、胃袋に入る量は限度があります。このような場合は、やせているのだから、とにかく吐かずに食べ、生気を取り戻すこと。脱力感と気だるさに悩む女性なんて美しくありません。」

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2007年06月23日

ダイエット症候群という病 (「コミュニケーション不全症候群」より

コミュニケーション不全症候群
コミュニケーション不全症候群


この本は非常に面白いことを書いているので
また改めて全体をご紹介するようなレビューが書けたら、
というふうに思っているのですが、
実はなかなか難しくて、一回で飲み込みきれないところも多々あるので
とりあえず今日のところは
印象的だった部分を引用してみます。

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2007年06月22日

お星さまになりたい (「家族の中の心の病」より)

家族の中の心の病―「よい子」たちの過食と拒食
という本の中に精神科医である著者と拒食症の少女たちとの出会いについて
こんな文章がある

小児科医や内科の医師たちは、親の必死の視線を背に受けながら栄養補給につとめるのが、それに抵抗する女の子たちは、 「お肉をなくして魂だけになりたい」 「この世は汚いから早く消えたい。お星さまになりたい」 などと言うものだから、困ってしまう。 あげくに、手首切りをしたり自殺をほのめかす書き物などが発見されて、 精神科医のお出ましということになったわけである。

この文章が、私は妙に印象に残るのである。
・・・なんとなくピントがずれて感じませんか、これ。
一方で物凄くわかるし、
一方で物凄く、わざとらしい話にも感じられる。

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2007年06月20日

「鏡の中の孤独」 レビュー

鏡の中の孤独
鏡の中の孤独

以前ご紹介した「鏡の中の少女」の続編にあたるものです。

鏡の中の少女ではフランチェスカが重度の拒食症になり、
入院し高カロリー輸液の助けでなんとか安全体重にまで増やして退院にこぎつけたところまででしたが、
ここではさらに退院後、実生活に戻ったフランチェスカが太ることの嫌悪の中で、
カウンセリングを続けながら回復にむけて困難な生活を送っていく、という内容になります。

前編のほうが表面的な症状は重く、殆ど死に掛けているのに対して
後編では一応「ぎりぎり安全な体重」で大部分を暮らしているのですが、
それでも本全体としては後編の方が重いように感じます。

前編では「大嫌いなフランシェスカ」を殺し「強い自由なケサ」が生まれ
ケサの思うままに人生を突き進んでいけばよかったので
フランチェスカの心の中では一応辻褄があっている、というのが
危ういながらも一つの安定感なんですが、
後編では、「今のケサ」では生き延びること自体ができない、
でもなんとかして「生きていかなければならないのだ」という
とんでもなくやっかいなジレンマに四六時中ぶつかることによって
フランチェスカの自己同一性そのものが危機にさらされます。

退院後の生活の中でフランチェスカが出会っていくのは
家族療法によるあたらしい家族関係の模索、
カウンセラーとの面談による自分自身との直面
過食嘔吐の友人の突然死、
異性との交流、
など、かなり広がりをもっています。

今回は家族面接の場面について、長い引用になりますが取り上げてみます。

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2007年06月15日

「鏡の中の少女」 2

「鏡の中の少女 1」の続き
小説後半部分の紹介です。

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「鏡の中の少女」 1

鏡の中の少女
鏡の中の少女

フランチェスカという15歳の少女の拒食症を追った小説です。
分析ではなく、ひたすら心を追って描かれている点でとても貴重なものだと思います。

思春期の少女が家族という小さな単位の中で抑圧され続けた感情を吐き出すために
無言の抵抗として、自らの意志で飢えていく。
これだけで全ての拒食症を語りきることはできないのだろうと思いますし、
私が読んだ感じでは結末の回復に向かうあたりなどは特に
問題が単純化されすぎているのではないか、という印象も受けたのですが、
それでも非常によく書かれた小説であり、
いかに周囲から理解しがたくとも、一人の人間が自ら飢える、というその行為には
それなりのもっともな筋があり、理屈にあった行為なのだ、
ということがきちんと描き出されているという点において
学ぶところも多いように思います。
引用しながら流れを追ってみます。

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2007年06月08日

回復のための行動原則 (「過食と女性の心理」より) 

過食と女性の心理―ブリマレキシアは現代の女性を理解するキーワード
過食と女性の心理


著者は摂食障害の専門のセラピストで、
主にグループ療法を使うことで摂食障害の治療にあたっている人です

この本の中に治療に参加したクライアントが書き取った
治療の本質となる行動上の原則、が記載されています
これら原則を心にとめておくことによって回復へ向かった、ということです

プチ字引のようになっていて面白いので引用してみます
太字になっているのは私の気にいったところ

※ブレマレキシアという言葉が出てきますが、
これは過食嘔吐という「(病気ではなく)学習された行動」
をさすのに著者らがつけた名称です

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2007年06月02日

コミュニケーションの力加減(「自分でできる対人関係療法」より)

「やせ願望」の精神病理」という本にからんで
対人関係療法という非常にユニークな治療方法について以前ご紹介しました。
→参考記事:対人関係療法

これは非常に興味深い、と思ったので
詳しい本をもう一冊読んでみました。

自分でできる対人関係療法
自分でできる対人関係療法

(非常に面白い本だったんですが、
もうちょっと文字量が多くてもよかった、という感じはします。
さらっと読んでしまいました。
でも「今、対人関係で出口の見えない思いをしている」人は
おそらく何らかの発見があると思います。なかなか面白いです。)

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2007年05月30日

「食べない心」と「吐く心」 レビュー

「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち
「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち


母子関係に摂食障害の原因を求める説です。
摂食障害に関連する本の中でも
かなり広く読まれているものではないかな、と思います。

私がこのサイトを通して自分の意見としていっているのは
「母子関係に摂食障害の原因がある、
というケースは勿論あるだろうけれども、
それでは全ての説明はできないし、
摂食障害=親子関係に問題がある、という決め付けは偏見だ、
ということをものすごく大きな声でいいたいんだぞ」
というのがひとつあるわけですね。
なのでちょっと批判的見解を書きます。

この本で救われた方もいっぱいいらっしゃるでしょうし
この本を支えとしている方もいらっしゃるでしょう。
私がどう思おうがその「救い」は間違いなく得がたいものです。
これから私が書くのは、
あくまで「私はこう思う」という話になります。

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2007年05月29日

ダイエットしないで痩せる方法 8 決断

ダイエットをしないで痩せる方法」の紹介をしています。


究極の選択の話はまだ続きます。

1・私は太っていて不幸せを選ぶ
2・私はスリムで不幸せを選ぶ
3・私は太っていて幸せを選ぶ
4・私はスリム体質で幸せを選ぶ

この先どのように自分の悩みと向き合うか、という選択です。

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2007年05月28日

ダイエットしないで痩せる方法 7、悩むのをやめたとき

ダイエットをしないで痩せる方法」の紹介をしています。

究極の選択の続編です。
前回記事「6、太っていて幸せ」から読んでくださいませ。

1・私は太っていて不幸せを選ぶ
2・私はスリムで不幸せを選ぶ
3・私は太っていて幸せを選ぶ
4・私はスリム体質で幸せを選ぶ

14歳のとき「太っていて不幸せ」をやめ
「太っていて幸せ」を選ぶことを決意したキャロルの例です。
長いですが引用します。

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ダイエットしないで痩せる方法 6、太っていて幸せ

ダイエットをしないで痩せる方法」の紹介をしています。

この本の最大の山場かとも思うんですけども
自分のこの先の生き方を決める四択があるんですよ

選んでみてくださいませ。

1・私は太っていて不幸せを選ぶ
2・私はスリムで不幸せを選ぶ
3・私は太っていて幸せを選ぶ
4・私はスリム体質で幸せを選ぶ

迷う人はどれくらい居るのだろう。
私は最初、迷わず4を選びました。

いや、だってですよ、
たしかにこんなサイトやってますけども、
極端な痩身崇拝はうんざりですけども、
でも世間の大部分の人は「痩せてるのはいいことだ」と無邪気に思っているからこそ
痩せてた方が、何をするでもなんとなくスムーズなんですもの。

銀河鉄道の夜っていう童話で
主人公のカムパネルラが、
自分でもなんだかよくわからない切符みたいなものを
よくわからないまま車掌さんにえいっと見せたら
なんだからよくわからないけれど車掌さんはやけに敬意を表してくれて
まわりの乗客も、たいしたもんだ、と恐れ入る、
っていう場面がありますが、

だいたいそういうような感じで
なんだかよくわかんないけれど
「スリム」って切符を出してハイって見せると
まわりが感心してくれて色々コトが簡単に進むようになるんですもん。

と、思って4。

だったんですけど、これ後で変わります

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2007年05月27日

ダイエットしないで痩せる方法 5 スリム体質研究

ダイエットをしないで痩せる方法」の紹介をしています。

さて、この本は
「ダイエットは効果が無いし、太りやすい体質になって、
後ろ向きの思考回路になって、
自分を嫌いになるだけのものだからやめちまえ!」

というところから出発しています。
では、ダイエットが効果ない以上、
どうやって痩せられるのか?という点についてですが
これに対する回答は

「ダイエットのことなんてまるきり考えずに生活していて
尚且つスリムである人々(スリム体質の人)の
行動、考え方を真似しよう」というものです。

著者38年のスリム体質研究結果が
次に明かされるわけですが、
激しい衝撃を受けるほど普通のことを書いています。
38年かけてこんなに普通のことにたどり着くあたりは
私、結構好きです。

---------------
「スリム」という言葉が出てきますけど、
勿論、”女性誌が推奨するような栄養失調ぎりぎりの低体重”のことではなくて
”自分の身体を自然に感じられる身体性”というような感じの解釈で読んでいます。
スリム体質=「反・ダイエット依存心理」として使っているのであって
具体的な体型とか体重とかのことではありません。
なんか、あんまりいい言葉ではないんですけど、
著者にとっては大切な言葉のようなので、そのままで。
---------------

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ダイエットしないで痩せる方法 4 食べ過ぎる理由リスト

ダイエットしないで痩せる方法」から「食べ過ぎる理由リスト」のご紹介です。

この本によると食べ過ぎる人は食べ物を使ってあらゆる渇望、
感情的渇望、知的渇望、さらには性的渇望までも、を満足させます。
何かに対して渇望感があると、それは食べ物に対する渇望だと
習慣的に思い込んでいるのだと解説されます

問題は、食べ物ではこういった渇望を絶対に満足させられないことです。

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2007年05月26日

ダイエットしないで痩せる方法 3食べ物は人を幸せにする

なぜ時として人はスリム体質になるよりも
食べすぎと太りすぎを選ぶのか、ということに関する
こんな興味深い説明があります。

食べ物は、人との関わりの殆ど全てに織り込まれていて、
私たちは愛していることを伝えるために食べ物を使うのです。
親は子供への愛情を示すために食事を作り、
子供は親への愛情を示すためにそれを食べます。

少し長くなりますが、ジャネットという女性の例を引用します

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ダイエットしないで痩せる方法 2 概要

<新装版>ダイエットしないで痩せる方法
<新装版>ダイエットしないで痩せる方法

この本はどういう流れかという、内容をざっと解説します。

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2007年05月25日

ダイエットしないで痩せる方法 1 紹介

ダイエットしないで痩せる方法
ダイエットしないで痩せる方法

昨日フライングで少しご紹介しました「痩せたい理由リスト」の出典はこちらの本からでした。

もとのタイトルは”DIETS DON'T WORK”
英語って時々分かりやすくて感動しますね。
ダイエットはうまくいかないそうです^^

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「やせ願望」の精神病理 8「やせ願望」とジェンダー

「やせ願望」の精神病理紹介の最終回
「第六章 「やせ願望」とジェンダー」「第七章「やせ願望」を超えて」の紹介です

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2007年05月23日

「やせ願望」の精神病理 7 回復へのプロセス

「やせ願望」の精神病理 6コミュニケーション分析の実際の続きです
「第五章 回復へのプロセス」の紹介です。

どういう経過を辿って治っていくのか、ということについての解説の章です。
「ダイエットがうまくいくわけない」ってお医者様に言われると爽快だったりしますね。
もともと「うまくいく」って言い張ってるのは
ダイエット業界と女性誌だけで、もとから信頼性なんてないと言えば無いのですが。

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2007年05月22日

「やせ願望」の精神病理 6コミュニケーション分析の実際

前回の記事で対人関係療法について伝え切れていない気がするので追加します
「やせ願望」の精神病理 5対人関係療法から読んでください

対人関係療法について実際の治療についての参考文献として紹介されているのは
うつ病の対人関係療法」という文献です。
うつ病のために行われることの多い治療法ですが
摂食障害の治療も殆ど同じように行われているとのことです。

そのほかにも参考文献となりそうなものを見つけましたので
紹介しておきます。

うつ病の対人関係療法
うつ病の対人関係療法

グループ対人関係療法―うつ病と摂食障害を中心に
グループ対人関係療法―うつ病と摂食障害を中心に

自分でできる対人関係療法
自分でできる対人関係療法

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「やせ願望」の精神病理 5対人関係療法

「第四章 対人関係療法--ストレスの原点に迫る」の紹介です

対人関係のストレス改善のためコミュニケーション方法について考える章です。

ちょっと摂食障害と話がずれてしまうのですが
私自身の体験からどうしてもひとつだけ言いたくなってしまうことがありまして。

関係の中にモラルハラスメントの要素があるときは
むしろコミュニケーションの努力はすべきでないと私は考えています。
いかなるコミュニケーションをはかっても絶対に話の通じない人というのも現実にいます。
相手が明らかに異常性格で、それによって自分が傷ついているのであれば
どうか何もせずにまず逃げてください、
ということを強く主張したうえで

それを踏まえて、今日のコミュニケーション改善のお話です

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2007年05月21日

「やせ願望」の精神病理 4摂食障害の治し方


「第三章 摂食障害の治し方」の紹介をします。

ここでは症状と遺伝的性格の傾向を踏まえた上で
それら性格を抑えつけることなく生かし尊重する形で
摂食障害の治療する方法について大きく見ていきます。

「摂食障害」とひとくくりにされても
背後にある「やせ崇拝」という社会的重圧は同じでも
「食べなくなる」ということと「大量に食べて排出する」って
何かが違うよな、とずっと漠然と思ってたんですが
こんなに鮮やかに説明している文章は初めてみました。
びっくりです。

社会的要因、遺伝的要因、環境要因、生物学的要因
全てについて理論的な目配りがされています。
とにかく興味深いのだ。

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2007年05月20日

「やせ願望」の精神病理 3 破綻したやせ願望


「第二章 摂食障害--破綻した「やせ願望」」の内容を紹介しています。

摂食障害という病について詳しく解説する章です。
「七因子モデル」という方法を使った性格分析が大部分なので
すみません、使っている用語がちょっと硬いです。
要約に苦労しました。

摂食障害に「遺伝的要素」なんて関係あるわけないじゃないかーっと
最初は私このあたりで過敏に反応して一度読むの止めてるんですが
(本当は難しくて分からなかっただけだけど^^)、
よく読むと物凄く面白いことが書いてあるような気がしてきたので
私ごときがこういう分析を好きかどうかという話など一旦脇において
まずは忠実に読んでみたいと思います。

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2007年05月19日

「やせ願望」の精神病理 2 なぜ女性はやせたがるのか

「やせ願望」の精神病理―摂食障害からのメッセージ」より
「第一章 なぜ女性はやせたがるのか」の紹介です。

摂食障害に関連する一般書は良い本ほど手に入りにくいんじゃないか、という気がするのですが、
この本ももう出版されていないものです。
アマゾンマーケットプライスで確認した時は、中古品にも関わらず発売時の価格の倍から十倍程度の値段がついていて、飛びのきました。
幻の名著っていうやつなんでしょうか。
なぜ、何も考えていない私がたまたま定価以下でぽこっと手に入れることができたのかも、
今となっては謎です。(ここで紹介せよ、という使命?・・・・笑)
運がよかった。

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2007年05月18日

「やせ願望」の精神病理 1 紹介

「やせ願望」の精神病理―摂食障害からのメッセージ
「やせ願望」の精神病理―摂食障害からのメッセージ


物凄く興味深い本を見つけてしまいました。

著者は日本で数少ない摂食障害専門の精神科医として実際に治療に携わってきた人です。
(現在は臨床を離れている)
対人関係療法という、もとはうつ病の治療のために確立されてきた理論のもとに
多くの患者の治療に携ってきた著者が、
その経験を踏まえ専門施設での治療を受けられない人の役にたつようにとまとめられているのが本書です。

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2007年05月15日

過食症に負けないで レビュー

過食症に負けないで
過食症に負けないで

こんな本読んでみました

タイトル見ただけでまた色々言いたくなりますね(笑)

「負けないで」って言われると結構不思議な気がするんですね
「勝ったり負けたりするモンだったけか?」と思って
生きていて、そして過食もしているのである、という状態の中に
勝ち負けという概念が入ってくること自体が
なんだかもの凄い「とらわれ」を感じてしまうんですけどね

そういえば、
15年くらい前にKANという人が歌った「愛は勝つ」っていう歌が大ヒットしたことありまして、
KANさんがテレビに出たのを見たことがあったんですね。
そのとき言ってたことが凄くおかしかったんで覚えてるんですが
「この歌がヒットしてから”やっぱり愛は勝ちますか?”ってよく聞かれるんですけど、
僕がいうのもナンですが、”勝ち負け”じゃないですからね」
って言ってたんですよ。
テレビの前で正座して拍手した若き私でした(笑)

まあ、そういう感じで
この著者も心の中では「勝ち負けじゃない」と思ってる可能性もないではないですけどね。

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2007年05月14日

やせずに幸せモテ女 レビュー

やせずに幸せモテ女
やせずに幸せモテ女

こんな本読みました。
タイトル見ただけいきなり色々言いたくなりますね(笑)

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2007年05月10日

みんな、やせることに失敗している (4 体重セットポイント説)

「みんな、やせることに失敗している」からの記事です。

体重のセットポイント説は皆さんご存知なのじゃないかな、とは思うのですが
ちょっと改めて取り上げてみます。

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2007年05月09日

みんな、やせることに失敗している (3 過食症からの回復)

みんな、やせることに失敗している」に反響があったのでもう少しご紹介していきます。

過食症から回復していった例についてです
晶代さんは出産後に体重が増えてしまったのを戻すため
十ヶ月で20キロのダイエットに成功したあと、
過食が止まらなくなり、カウンセリングにやってきた29歳の女性です。
晶代さんに対し、著者はこのように対応します

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2007年05月08日

みんなやせることに失敗している(2 やせたらしたいことリスト)

みんな、やせることに失敗している」の中からもうひとつエピソードをご紹介します。

著者が過食症の女性に書き出してもらった光り輝くような「痩せたらやりたいことリスト」です。

1、いろいろな人と会いたい(今は自信がなくて人を避けてしまいます)
2、ミニスカートをはいて、胸を張ってさっそうと歩きたい。(今は体型を隠せるように、オバさんぽいどうでもいいような服を着て、目立たないように下を向いて歩いている)
3、もっとおしゃれがしたい。いろいろなファッションを楽しみたい。
4、英会話を習いたい。
5、運転免許を取りたい。
6、旅行に行きたい。南の島なんかいいな。
7、何か資格を取って、やりがいのある仕事をしたい。 (今は派遣だから不安定だし、条件も悪い)
8、以前やっていたテニスをまた始めたい
9、コンサートにも行きたい
----まだまだやりたいことがいっぱいあるような気がするけど、思いつきません。 こんなことをかいていたら、今の自分が酷くみじめで、悲しくなってしまいました。 私、絶対に過食症を治して、やせたいんです。アセっちゃいけないとわかっているけど・・・・。 私、頑張りますから、先生、どうかよろしくお願いします----。

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2007年05月07日

みんなやせることに失敗している (1 パターンを変えてみる)

みんな、やせることに失敗している
みんな、やせることに失敗している

1994年初版の少し古めかしい本なのですが、
「ああ、日本でもちゃんといい本が出てるじゃないか」と嬉しくなったものです。
読んでいると、随所で過去に一度読んだことがあると思われる部分に遭遇するんですが、
不思議なことにとても良い本なのに、いつ読んだものか覚えてなかったんですね。
ちょっと読む時期が早すぎたのかもしれないです。

でも、中に紹介されているケースの一つでとてもよく覚えているものがありました。
今読み返しても、とってもいいなあ、と思う部分ですので、ご紹介します。

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2007年05月04日

on eating究極のダイエットレッスン レビュー 

on eating―究極のダイエット・レッスン
on_eating

「Fat is a feminist issue(ダイエットの本はもういらない)」の著者
スージー・オーバックによるダイエットの本です。
(↑ややこしい邦題つけたせいで文脈がメチャメチャになってる!!笑)

まず扉に書いてあることがが素敵なんですよ。

食べることは楽しい
食べることは美味しい
食べることは官能的

食べることは官能的って素敵ですよね。私も本当にそう思います。

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2007年05月03日

「読む」だけダイエット レビュー2

心理学の先生が教える―「読む」だけダイエット」のレビュー後半です。

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「読む」だけダイエット レビュー1

「読む」だけダイエット―心理学の先生が教える
「読む」だけダイエット―心理学の先生が教える


こんな本を読んでみました。

感想--この本の何が斬新かと言って
「当然じゃん」「そんなこと分かってるよお」
ということしか書いていないということ。
こういうまっとうな本を読むといかに一般のダイエット法なるものが
奇をてらっているか、自ずから明らかになるってものです。
目次を見ただけでどういう本なのか、結構わかるとおもうので転載してみます。

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2007年04月16日

不美人論 レビュー2

不美人論
不美人論

実はこの本の中で私が一番感動した部分ってのが
ひところ話題になっていた「ヤマンバギャル」たちについて語られてる部分なのです。
とりあえず引用

ブスの苦悩とか、そこからくる必死さみたいなものが、遊びに昇華されてる感じがあるから、見てても痛くないんだよね。ほんとヤマンバって画期的だった。ブスの側から強引に、美の新しい基準を提唱したわけでしょ?”きれいを拒否”というより、”新しいきれいをつくった”のよね。ブスが自分にロマンをもつ方法を自分で考え出したってことよ。ブスって普通の美の基準じゃヒロインになんて決してなれないからさ。ヤマンバはブスが自分たちの手で自分を主人公にした素晴らしい事件だと思う。

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不美人論 レビュー1

不美人論
不美人論

全然期待しないで読んだのだけど、色々なレベルで面白かった。
「ブス」という苦悩を哲学的な観点から一般化して語る、という面白さ。
ああ、哲学ってそういうことだったのか、と
この年になって始めて思いました。
ブスの苦悩、ニーチェ言うところのルサンチマン(不条理感や恨み)、でございます。

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2007年04月15日

「やせたい」に隠された心 レビュー

「やせたい」に隠された心―摂食障害から回復するための13章
「やせたい」に隠された心―摂食障害から回復するための13章

実はこの本のように「家族」という文脈の中で摂食障害を解説されることが
私は若干苦手だったりする

私にとっては過食というのは今になってみれば最高にプライベートな行為として理解してるので
「家族」というコミュニティで共有されてしまうことそのものに抵抗を感じる
というのがひとつと

自分は治るために家族と理解しあおうとすることをあきらめた、
という負い目のようなものが多少あって、それが少々痛むのだ

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2007年04月14日

淋しい女は太る レビュー

淋しい女(ひと)は太る
淋しい女は太る

1988年に日本で出版されている摂食障害をテーマとした一般向けの本で、
タイトルが流行語にもなったベストセラーですが
今読むと時代物、という気がします。

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2007年04月08日

女はなぜやせようとするのか --摂食障害とジェンダー

女はなぜやせようとするのか―摂食障害とジェンダー
女はなぜやせようとするのか―摂食障害とジェンダー


思いっきりフェミニズム論です。
私、フェミニズムは苦手とするところも多いのですが
(何しろ田嶋陽子さんのイメージが強すぎるので^^)
これは面白かった。

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2007年04月04日

食も心もマインドフルに (6 感想)

食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために
食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために


「食も心もマインドフルに」を五回に渡ってご紹介しました。
細かいので、読むのに辛抱が必要なところもあるのですけど、実用的な感じがします。

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食も心もマインドフルに (5 思想がマインドフルであること)

※この記事は「食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために」より
「PART4 思想がマインドフルであること」を参照して作成したものです。※

思想は言葉として表すことで明確になる。
言葉は行動して表すことで明確になる。
行いは習慣へと発展する。
習慣は確立すると性質になる。
したがって思想とその行方を慎重に見守りなさい。
そして思想が愛から生じ、
万物に対するいたわりから生まれるようにしなさい。
-仏陀-

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2007年04月03日

食も心もマインドフルに (4 感情がマインドフルであること)

※この記事は「食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために」より
「PART3 感情がマインドフルであること」を参照して作成したものです。※

自分自身のために身につける知恵を
努力と慎重さ、規律と自己制御によって
自らの安息の地としなさい、
そこはどのような洪水が押し寄せようとも
決してのみ込まれない孤島である。
-仏陀-

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2007年04月01日

食も心もマインドフルに (3 身体がマインドフルであること)

※この記事は「食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために」より
「PART2 身体がマインドフルであること」を参照して作成したものです。※

身体は大切である。
身体は目覚めをもたらす手段である。
いたわりなさい。
身体を健康に保つことは義務である。
さもないと私たちは
心を強く明確に保つことが
できなくなってしまうだろう。
-仏陀-

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2007年03月31日

食も心もマインドフルに (2 心がマインドフルであること)

※この記事は「食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために」より
「PART1 心がマインドフルであること」を参照して作成したものです。※

心と身体、両方の健康を保つ秘訣は
過去を嘆くことでも、
未来について悩むことでもない、
先の問題を案ずることでもない。
現在の瞬間を賢く、まじめに生きること、
それが心身の健康の秘訣である。
-仏陀-

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2007年03月30日

食も心もマインドフルに (1 はじめに)

食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために
食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために

ずっと紹介しようしようと思っていた本なのですが
何度トライしてもまとまらないので、いつも引き伸ばしてました。

タイトルになっている「マインドフル」とは
現在この瞬間瞬間に心をとどめることに努めなさいという仏教の教えに基づくものです。

そしてこれは、やみくもに食べてしまう人が「マインドフルに食べる」ことができるようになるための実践に即した指南書です。
とても具体的で、とっても細かく、多岐にわたっています。
あまりにも多岐に及んでいるため
私にって分かるところとさっぱり分からないところがあったり
あるいはどうでも良いように思えるところまでが
細切れに散在していて、どうやってまとめたらよいものか
どうしてもうまく行かなかったんですね^^

ではありますが、これは本当に
「もう何を食べていいのかさっぱりわからない」と
完全に途方に暮れてしまっている人にはぜひぜひ紹介したい本ではあり、
それで何度も手をつけてはやめたりしていました。

この際、思い切ってまとめて紹介してみることにしましたが
分からないところはすっぱりあきらめて捨てました。
その上取り上げたものの中でも分かりにくい言葉はどんどん変え、
私の解釈がかなり入ってしまう、というのを恐れず取り組んで
どうやらまとまりはじめたものです。

だから私の紹介したものを読んでいただいて、
ちょっと気になった人はご自分でも直接読んでみてください。
結構違うものに見えるかもしれません。
読みやすいものではないのですが、
でも必ずヒントになるものが沢山ちりばめられていると思います。

マインドフルには四つの柱「心」「身体」「思想」「感情」があります。
ひとつずつご紹介していきますので、四回の連載になります。

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2007年03月29日

チェリーと家族の拒食症

チェリーの摂食障害は思春期にはじめたダイエットがきっかけになります。
完璧主義のチェリーは自分の身体を完全にコントロールできることが誇らしく
受け入れられたい、認められたい、完全でありたい、という思いから、次第にダイエットがやめられなくなります。
ある日娘の姿がアウシュビッツの捕虜のようであることに気づいた両親は、チェリーを病院へ連れて行き、極端なダイエットに干渉をはじめます。


「どうして自分の身体を自分の好きにしちゃいけないの」
「どんなことになったって、パパたちのいいなりになんかなるものですか」
「食べたくないものまで食べさせられるなんて、絶対イヤよ。
自分で体重をコントロールをしなきゃ、意味がないもの」

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2007年03月26日

ダイエットやめたらヤセちゃった レビュー

ダイエットやめたらヤセちゃった―アンチダイエット・スリミングの魔法
ダイエットやめたらヤセちゃった―アンチダイエット・スリミングの魔法

面白いのです、この本

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2007年03月22日

なぜそんなに痩せたいの? (5 私の感想)

痩身願望についてきちんと検証した論というのは
あまり見かけないので、これは非常に面白かった。
ちょっと難しかったのでここに概要をまとめながら
読んでみたわけでした。

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なぜそんなに痩せたいの? (4 美人をめぐる神話)

なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学
なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学

「第四章 美人をめぐる神話」の概要です。

なかなか社会構造やマスコミに対して手厳しい論が続くんですが
最後に、じゃあ、どうやって取り組んでいこうか、というところで
「女同士で愚痴を言うのは効果的」
となるあたりでちょっとうふふ、と笑ってしまいました。
いや、でも実際効果的だと思う。
特に今まで誰も言わなかったことを言うのってすごく良いと思う。

猛進してきたこのフェミニズム論の最後に「愚痴りましょ」
と書いてあると、なんか予想外の安心感を感じてしまったのでした。

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2007年03月21日

なぜそんなに痩せたいの? (3 美しいボディの創造)

なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学
なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学

第三章「美しいボディの創造」の概要です。

「何を犠牲にしてでも美しくありたい」という気持ちにスポットが当てられます。
私が知る限り、「体重を減らすためなら手の一本、足の一本を切ってもいいような気がする」
という人たちは現実に居るし
私も下剤飲んだり、絶食したりしていたころは
「問題は健康かどうかってことじゃなくて、痩せてるかどうかってことだけだ」
と思ってました。

「まずは苦痛が苦痛として認識される必要がある」
という章です。

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2007年03月20日

なぜそんなに痩せたいの? (2 美人の社会心理学)

なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学
なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学

「第二章 美人の社会心理学」の概要です。

著者の現代的なフェミニズムのカラーがかなり出ています。
マスコミ全般、中でも女性誌と美容産業に厳しい批判が向かっています。
日本とドイツでは文化的な土壌が違いますし
全部信じる必要はもちろんないですが、
非常に良く調べてあり
巻末には参照した参考文献の長いリストもきちんと記載されているし
かなりしっかりした論の展開だなあと思います。

アイティンティティの不確実性が愛と美を取り違えさせる・・・・
「うーむ」とうなりました。
美しければ愛されて何もかもうまくいくと、
確かに思いました、私も。

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2007年03月19日

なぜそんなに痩せたいの? (1 美人の文化史)

なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学
なぜそんなに痩せたいの?―「美人」になりたい女の社会心理学

あまりにも興味深かったので
やや学術的にはなりますが、この本の紹介をします。
多分四回のシリーズものになるでしょう。

語彙はだんだん社会心理学チックになっていくので
受け付けない人もいるかな、などと思いつつ
凄く面白いんですよ。


今回は「第一章 美人の文化史」の概要です。

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2007年03月17日

ダイエットの本はもういらない (2 私の感想)

「スージー・オーバチの『肥満は女性問題』を読んだ後、私の体重との格闘は、食べ物を通して表面に現れているけれども、本当はそれとほとんど関係のない、精神的問題を示しているのかもしれないという考えがうかんできたのです。」(ジェニーン・ロス「食べ過ぎることの意味」)

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ダイエットの本はもういらない (1 概要)

スージー・オーバック著「ダイエットの本はもういらない 」の概要です。
ダイエットの本はもういらない

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2007年02月28日

過食症克服体験記

良い過食症克服体験記を見つけました。
過食症克服体験記

自分を愛すること、自分を許して優しくすること、居直って本気で過食すること
自我の確立を支える良書との出会いなど
私と同じ道筋を辿ったのだなあ、と思います。

ちょっと読みにくいテキストのみの構成で、
ホームへのリンクすらついていないのですが
ホームはこちら→うつ100のサイン
というサイトのようです。

なお、体験記の中で、回復の助けとなった本として
「食も心も食べ物との素敵な関係を楽しむために(スーザン・アルバース著:星和書店)」
という文献が出てきます。
調べてみたのですが、現在は
食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために
という邦題で出版されているようです。
早速注文してみましたので、読んでみてよいものであればまたここでご紹介させていただきます。

2007年02月25日

食べ過ぎることの意味 (2 二週間のチョコチップクッキー欲求)

ジェニーン・ロス著「食べ過ぎることの意味―過食症からの解放 」第二章「食べたいものを食べる決意」より抜粋

**以下引用文** 

五年前のある日、罪悪感をかんじることなく自分の食べたいものを何でも食べよう、
もう二度とダイエットをするのをやめようと自分に誓ったあの日、目に浮かんだのはチョコチップクッキーの光景でした。オーブンから出されたばかりのアツアツの手作りクッキー。隣同士とろりと溶け合ったクッキーです。
--中略--
次の日、また何を食べたいかと自分に聞いてみました。
心に浮かんできたのは、チョコチップクッキーの生地が一巻き。
今度はそれを厚くスライスして、食べている光景です。
生のチョコチップクッキー生地でしたが、それが私の望むものなら、それでもいい、と思いました。
--中略--
次の日の食事プランも同じでした。その次の日も、そのまた次の日も、やはりそうでした。
二週間もの間、さまざまな形のチョコチップクッキーを食べ、朝食、昼食、夕食、それに間食まで、こだわりは続いたのです。
第二週の四日目に、昼食に卵を一つ食べ、十四日目の夕食には、ルーシーが作ったラザニアをいくらか食べました。
こうしてさまざまにわたってクッキー生地をボール一杯分食べたのです。
しかし十五日目には、さすがにもう二度とチョコチップクッキーを見たいとは思わなくなりました。
--中略--
私が食べたいものは自分で決めることができると、考えさせたものはいったいなんだったんだろう、と不安に思ったりもしました。
私のパンツはだんだんきつくなっていきます。
それに体重も増えてしまいましたから、このままずっと増え続けるのではないかと恐ろしくなりました。
でもいつか、きっといつか、最後には私の身体の自然な知恵が浮かび上がってきてくれることを信じて、本当に自分が食べたいものを食べようと自分に誓ったのです。
--中略--
私は十七年もの間、ダイエットと過食を繰り返してきました。
十七年もの間、体重を減らしたりふやしたりしてきたのです。
だからこそ、自分を信じるのにこれからさらにもう六ヶ月と六・八キロの体重アップが必要というのなら、それは充分に待つに値すると悟ったのです。
--中略--
確かに待つ価値がありました。
私は初め、このチョコチップクッキー欲求を止めてくれるものなど想像もできませんでしたし、自分が何か他のものを求めるようになることも想像できませんでした。
 ところがクッキー欲求のあと、今度は野菜を渇望し始めるようになったのです。

**引用ここまで**

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2007年02月24日

食べ過ぎることの意味(1 チョコレートに抱き締めてもらいたい気持ち)

ジェニーン・ロス著「食べ過ぎることの意味―過食症からの解放 」第一章「空腹とは恋をしているようなもの」より抜粋

**以下引用文** 

これはある晩、私が一人で読書をしていたときのことです。
突如として、圧倒されそうなほどチョコレートへの欲求に襲われました。
そこから二分もかからなかったでしょう。
コートを羽織り、鍵を掴んだ私は、キャドベリーのフルーツとナッツの(ラージサイズの)チョコレートバーを目指して突進していました。
そして玄関のドアを開けつつあったのですが、ドアの外で、ふと足を止めました。
私は空腹なのかしら、自分に聞いてみたのです。
「空腹ではない」。
これが返事でした。
部屋に戻ろう、そして、腰を下ろして数分間、なぜチョコレートを欲しかったのか、
何をしようとしていたのか、もう一度よく考え直してみよう、と思いました。
考え直してみたうえで、それでもまだチョコレートが欲しかったら、
そのときは、今度こそ買いにいこう、そう自分に言い聞かせたのです。
このようなときには、(もしその場に自分一人だけならば)声を出したほうが、なお一層効果的でしょうが、質問・回答形式で自分自身と対話したり、頭のなかできわめて明確に対話を進めてみることが役立つものです。
たとえばこの夜の対話は次のように展開しました。

私:いったいどうしたというの?
私自身:寂しいのよ。抱き締めてもらいたいの。チョコレートがほしいのよ。
私:チョコレートが何をしてくれると思うの?
私自身:あのね、周りに誰もいないから、何もないよりは、チョコレートがあった方がましなのよ。
だってチョコレートは美味しいんだもの。
私:チョコレートには腕と脚があるとでもいうの?
私自身:まあ、おもしろいこと言うのね。
私:ねえ、あるの?
私自身:ないわよ。
私:じゃあ、あなたを抱き締められるのかしら。
私自身:駄目ね、できないわ。

チョコレートを食べたとしても、おそらくその孤独は食べる前と変わらないということ、
そしてチョコレートに対して本当に求めていたのは、
私の側に寄り添い、愛情を込めて抱き締めてもらうことだったことに気がつきました。
食べ物に何をしてもらうとしていたかを明らかにしてみれば、自分が求めていた答えがチョコレートでないことは確かでした。だから私はシャワーを浴び、さっさと寝てしまったのです。
 この出来事に関して衝撃的なのは私にはチョコレートを買おうと決心するまで、自分が寂しいということが「分からなかった」ということです。

**引用ここまで**

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2007年02月23日

食べすぎてしまう女たち~「愛」の依存症~

食べすぎてしまう女たち―「愛」の依存症
食べすぎてしまう女たち―「愛」の依存症


私は過食症だった頃、一度この本を読んでいます。
著者ジェニーン・ロスの別の本「食べ過ぎることの意味―過食症からの解放 」が
とても素晴らしい本だと思ったからです。
「食べ過ぎることの意味」はぼろぼろになるまで読み、
すでに鉛筆で引いた線でびっしりになっていました。
ジェニーンの他の本も読んでみたくなり見つけたのがこの「食べすぎてしまう女たち」です。

そのとき読んで思ったこと。
ジェニーンの言葉、考え方はやはりとても素晴らしいけれど
この本は私が今求めているものとは書いてある内容が少しずれている、
と感じたのです。
多くは傷ついた幼児体験にページを割いてあるように感じました。
私は過ぎし日の心の傷のことよりも、目の前にある食べ物のことで頭がいっぱいだったのです。
この本は図書館に返し、自分で購入することはありませんでした。

そうして、私は過食症から回復し、再び図書館でこの本に出会いました。
借りて、もう一度読んでみました。
二回立て続けに読み、A4サイズの白紙に抜書きしたメモは14枚にもなりました。

この本はジェニーン自身、過食症から回復した後で
「食生活を改善した際に解決できたと思っていた問題」
にもう一度直面した経験をもとに綴られたものです。

私も同じ事を感じていました。
私が解決できたのは単に「食べ物問題」だけで、
実際は生活の様々な場面で過食症の時に演じたのと全く同じドラマを
未だに行っているということを。
例えば仕事の問題、例えば愛の問題など。

ジェニーンは真剣なパートナーと出会いますが、
彼と一緒にいる間自分が子供に戻ってしまったような気持ちに始終襲われます。
完璧な愛を求めます。
幼い頃両親がしてくれなかったこと全てをしてもらいたいと望みます。
自分が理想とするような愛情を持つように彼をコントロールしたいと思います。
関心を引くために必死にドラマを作ろうとします。
置き去りにされると彼は二度と戻ってこないと感じ、しがみつき、あるいは心を閉ざそうとします。

摂食障害の分野のセラピストとして活動をしているジェニーンは
自らが直面している「愛情」の問題と
過食者たちが悩む「食べ物」の問題が
全く同じ構造をしていることに気づきます。

この本は今食べ物問題に悩む人々の心と
食べ物の問題を解決した後で悩むジェニーンの心を
シンクロさせる形で書いてあります。
舞台は時に「食べ物」であり、
時に「食べ物」を超えてもっと深く人生に広がります。
おそらく摂食障害について語る本の中で
もっとも視野の広いものの中の一冊です。

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